やっと読み終わりました。いや、あっと言うまに読み終わっちゃった!って感覚です。
こんにちは、福島県二本松市と本宮市の街のお酒屋さん
勢州屋の太田きょうじゅです。
谷津矢車著「蔦屋」
この本、1月に池袋で買いました。
1月に東京でセミナーを受けたときに、空き時間に一緒にセミナーに参加していた安達先輩にくっついていって、初めて行った本屋さん「天狼院書店」で気になって買ったのがこの本でした。
とても変わった楽しい本屋さん!!
天狼院書店さんについて書いたblogはこちら。
天狼院書店では、秘本と言って内容を人に伝えない、買う人も買ったあとにしかどんな本だかわからないという販売の仕方があって、これが以前その秘本だったんです。(今は御開帳されているので、内容を話しても大丈夫!!)
そんな変わった販売の仕方にも興味をもったし、表紙の吉原の町のイラスト、そして蔦屋という聞き馴染みのある名前(現在のTSUTAYAさんと直接の親族関係とかはないようですが)など色々と気になって買った本です。
その頃は他に読んでいた本もあり、読み始めたのは3月の後半からでした。
読みはじめからとてもテンポがよく、情景が浮かび、どんどんと物語に引き込まれていきました。
吉原で繁盛していた蔦屋重三郎という実在の本屋さんがモデルの話なのですが、時の権力者に翻弄され、時にハラハラ、時にグッと来るシーンもあり、登場人物も一人一人がとても魅力的で、一気に読み進めてしまう内容でした。
教科書などで見た、「喜多川歌麿」や「東洲斎写楽」なども出てきます。実際のこの方々の浮世絵を出版していたのが、「蔦屋(耕書堂)」だったようです。
商売をしている立場からも、色々と考えるところもありとても面白い小説でした。おすすめです。
お酒を通して、皆さんに楽しい縁がたくさん結ばれますように!!
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