「PRiVACE」組み込みの阪急2300系を試乗会走行で捕獲する(7/14阪急京都線その1) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

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今年もこれから暑い時期になる・・・

今月末からいよいよパリオリンピックが開幕となり、日本からも選手団の出発が相次いでいます。ただ、正直なところを申し上げると今年はオリンピックが開催される年という印象が薄く、「もうそんな時期なのか」という感じを受けます。コロナの影響で前回の東京オリンピックの開催が2021年と1年ずれており、まだ3年しか経っていないというのもあるのかもしれません。

 

さて、この3連休は天気がイマイチな上に、今のところ地元には航空機の飛来で当たりといえるものがなく、昨日は撮影には出ずに午前中は買い物に行き、午後は家で「音楽の日」を見て過ごしていました。今日もFlightraderのチェックはしていたのですが、目ぼしいものの飛来はなかったので、来週日曜日からデビューする阪急の「PRiVACE」車両の一般向け試乗会が昨日と今日の2日間行われていることを思い出し、その走行を狙いに行くことにしました。試乗会には「PRiVACE」のデビューに併せて運用を開始する2300系が使用されるため、同系の走行自体を初めて収めに行くことにもなります。阪急の公式HPで、午前中は正雀車庫を10:10頃に出発し、桂まで往復後11:40頃に到着する旨の記載があったので、南茨木駅北側の踏切を使うことにし、撮影場所の混雑も想定して8時ごろに出発し、1時間弱で到着しました。近くのコインパーキングに車を入れてから歩いて移動します。

 

3300系3323F

30800列車 普通京都河原町行き

 

まずは3300系唯一の8連を撮影。先週火曜日にアップした記事の中で、この3323Fが7連化された旨の記載をしておりましたが、その直後に同編成は8連に戻されており、3953の休車も数日で解消されました。

 

1300系1309F 「祇園祭」ヘッドマーク付き

8038列車 準急京都河原町行き

 

その後は一つ茨木市寄りの踏切まで移動して、祇園祭HM付きの1300系を撮影。なお、1300系の一部編成の5号車(京都方から4両目)には平日朝の通勤特急運用時に設定される女性専用車両ステッカーが追加で貼付されており、この1309Fには貼付を確認しました。

 

9300系9310F 「天神祭」ヘッドマーク付き

8008列車 準特急京都河原町行き

 

続いては天神祭HM付きの9300系を撮影。この9310Fは「PRiVACE」を組み込んでの試運転をしていないため、現状の編成のままで残る公算が高そうです。

 

9300系9305F

8007列車 準特急大阪梅田行き

 

その後踏切の西側へ移動し、準特急でやってきた9300系を撮影。この9305Fを含む、9303F~9308Fの6編成が「PRiVACE」車を組み込んでの試運転を実施済みで、このうち9308Fは同車を組み込んだまま桂車庫に留置されているとの情報があり、どうやら運行開始までそのまま桂留置が続くのではないでしょうか。

 

1300系1307F

3081列車 準急天下茶屋行き

 

続いては1300系の堺筋線直通準急が通過。

 

1300系1312F

回921列車

 

さらに、1300系の回送が通過。高槻市から淡路まで回送の後、淡路発の天下茶屋行きとして運用されるのですが、この区間を回送で走行するのは何か意味があるのでしょうか。ちなみに、上の1307Fを含め、この2編成には女性専用車両のステッカーは確認できませんでした。

 

3300系3331F

941列車 普通大阪梅田行き

 

3300系の7連は3本が残っており、本線・千里線の普通運用等で最後の活躍を続けています。2300系の増備が進めば置き換えられると思われますが、増備ペースからすればあと2~3年は大丈夫かもしれません。

 

7300系7325F+8300系8311F 「祇園祭」ヘッドマーク付き

844列車 普通高槻市行き

 

リニューアルを受けた7300系+8300系の混成編成は前回撮影に続いて目撃しました。

 

9300系9300F 20th anniversary

9010列車 特急京都河原町行き

 

20thHMを装着する9300系のトップナンバー編成、2300系の運行開始に伴い動向が気になるところです。

 

Osaka Metro66系66616F

回9051列車

 

大阪メトロの66系は現在では未更新編成の方が少数派です。このあたりからこの踏切は人出が増えてきて、一度場所を移動してしまうとベストポジションが取れなくなってしまいました。

 

7300系7304F

923列車 普通天下茶屋行き

 

この編成を撮った後、最初に3300系を撮影した踏切に移動して、その西側でしばらく狙うことにしました。

 

9300系9302F

8011列車 特急大阪梅田行き

 

先週までくまのがっこうHMが付いていた編成を撮影後・・・

 

1300系1308F

3083列車 準急天下茶屋行き

 

1300系の堺筋線直通準急と、

 

5300系5323F

943列車 普通大阪梅田行き

 

5300系の普通を撮影。 

 

8300系8301F 「天神祭」ヘッドマーク付き

9032列車 準急京都河原町行き

 

天神祭HM付きの8300系リニューアル車は西側にいたので編成ショットは捕獲できず。

 

9300系9306F

9011列車 特急大阪梅田行き

 

さらに9300系の特急を挟み・・・

 

5300系5302F

8037列車 準急大阪梅田行き

 

2本だけ在籍する5300系リニューアル編成が続きます。

 

Osaka Metro66系66614F

S925列車 普通天下茶屋行き

 

高槻市まで運用されるメトロ車の編成は日中は3本のようです。この日撮影したメトロ車2本はともに少数派の未更新編成でした。

 

9300系9304F

9013列車 特急大阪梅田行き

 

再び9300系の特急が通過。「PRiVACE」が組み込まれるであろう編成は今のうちに現在の8連の姿を収めておきます。

 

5300系5304F

3091列車 準急天下茶屋行き

 

5300系も大半の編成が7連となり、8連で残っているのは2本のみとなりました。

 

945列車 普通大阪梅田行き

 

「祇園祭」HM付きの7325Fが戻ってきて、大阪方面に通過。

 

9300系9309F 「PiTaPa」20周年ヘッドマーク付き

9015列車 特急大阪梅田行き

 

先週も撮影した「PiTaPa」HM付きの9300系を撮影後、もう一つお目当てにしていた編成がやってきたのですが、なんとここでカメラのピントが合わず玉砕。この編成が一巡するまで粘る羽目になってしまいました・・・。

そして10時を回ったため、ここで再び場所を移動し、一つ茨木市駅寄りの踏切の東側に移動して、本来の狙いを待つことにします。

 

9020列車 特急京都河原町行き

 

梅田から9302Fが戻ってきたのでここで撮影。既に先客がスタンバイ済みで後ろから狙う必要があったので、左側の踏切制御用ヒューズボックスはうまく処理しないとかかってしまいます。

 

944列車 普通高槻市行き

 

こちらも梅田から折り返してきた3331F、7連であればこの位置からでも編成全体がすっきり入ります。

 

8300系8302F

3092列車 準急京都河原町行き

 

さらに、8300系の未更新編成による堺筋線直通準急が通過していきました。

そして、この少し後にいよいよお目当ての編成がやってきます。

 

2300系2300F 「PRiVACE」ヘッドマーク付き

R5210列車 桂行き ※一般客試乗会特別列車

 

平日に試運転を行ってきたためまだ走行中の姿を仕留めていなかった2300系、今回ようやく走行中の姿を捕獲となりました。1000・1300系のデザインをベースとしつつも、斜めにデザインされた前面窓や乗務員室拡大に伴い乗務員用扉後方の側窓が省略されるなどの、よりスタイリッシュになっています。注目の「PRiVACE」車は大阪方から4両目に組み込まれ、「PRiVACE」のロゴを車体中央にデザインし、車番や社紋をゴールド表記としているほか、乗降扉は中央1か所のみ、側窓も座席1列ごとに1枚とするなど外観から一目でわかるようになっています。またシートは3列(2列+1列)配置となっており、座面連動型のリクライニングシートに加え、各座席は周囲の視線を遮れるように頭部側面がせり出しているほか、2列席の間にもしっかりとパーティションが設けられています。また、各座席には収納式のテーブルや読書灯、ドリンクホルダー、マガジンラック、充電用コンセントが設けられています。車内にはアテンダントも乗務し、サービス対応も充実しています。なお、利用料金は一律500円となっており、既に専用サイトから予約可能となっています。ちなみに、先頭には「PRiVACE」のHMが装着されていますが、このロゴがカタカナの「ア」に見えるため、ファンの間では「PRiVACE」車のことを「ア」車という呼び方が通例になっていますね。なお、今回の試乗会用列車ですが、2日間の午前・午後に設定され、定員は各回80名(「PRiVACE」車の定員が40名のため、往路か復路のどちらかで同車に乗車できるようになっていたようです)、種別表示はすべて「試運転」として運行されていました。なお、車内の広告掲出はまだ行われていませんでしたが、各車の優先座席ステッカーと2・7両目の「弱冷車」ステッカーは既に貼付されていました。

 

今回は長くなるのでここで一度記事を切り、その2に続きます。