アライアンスカラーの塗装機シリーズ⑩(ワンワールドその2) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

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今年もこれから暑い時期になる・・・

前の記事に続き、ワンワールドのアライアンスカラー塗装機を紹介していきます。本来は、中東以外のアジアの会社で1本の記事にまとめる予定でしたが、画像を多くアップしようとしたのがいけなかったのか、アップロードで不具合が発生し、急遽JALのみで記事を切ることにしましたので、残るアジア系会社はこの記事で1本にまとめてアップすることにします。
 
②キャセイパシフィック航空(1999年創設時メンバー) 5機保有
B777-300ER(B-KPD,B-KQI,B-KQL,B-KQM、B-KQN)
 
B777-300ER(B-KQI)
2022.7.17 関西国際空港
 
B777-300ER(B-KQL)
(上)2023.1.2 (下)2023.1.22 関西国際空港
 
B777-300ER(B-KQN)
2枚とも 2020.1.2 関西国際空港
 
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A330-300(B-HLU) ※終了
1枚目 2017.6.17 関西国際空港
2枚目 2012.8.25 関西国際空港
 
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B777-300ER(B-KPL) ※終了
1枚目 2014.8.11 羽田空港
2枚目 2012.9.22 関西国際空港
 
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A340-300(B-HXG) ※退役済
2013.2.10 成田国際空港
 
続いて紹介するのは、香港のキャセイパシフィック航空。ワンワ創設時のオリジナルメンバーの1社です。同社のワンワ塗装機は5機在籍しており、すべてが77Wとなっています。77Wは2019年3月から2020年1月にかけて塗り替えられた機体で、白一色ではなく、新塗装のデザインがベースになっています。主に長距離路線で運航されていますが、羽田線の昼便(548便~549便)も77Wが所定となっており、しばしば飛来しているほか(ただし、コンフィグの関係上入るのは「B-KPD」「B-KQI」「B-KQM」の3機です)、比較的短距離の路線でもシップチェンジで飛来することがあるため、羽田以外の日本路線にも時折アサインされます。このワンワ塗装といえば、以前はA333のイメージが結構あり、日本路線にもよくアサインされ、成田、関空、セントレアなどでその姿を見ることができましたが、コロナ禍に伴う長期ストアを経て、2023年の整備で現行のノーマル塗装になりました。この他、77Wの「B-KPL」もワンワ塗装機でしたが、2017年の整備で現行塗装のノーマルとなっています(現在は退役済)。また、A343にもワンワ塗装機が在籍していましたが、こちらは2017年に退役しています。
 
③マレーシア航空(2013年加盟) 3機保有
A330-300(9M-MTE,9M-MTO)、B737-800(9M-MXC)
 
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A330-300(9M-MTE)
1枚目 2016.1.2 関西国際空港
2枚目 2013.11.30 関西国際空港
3枚目 2021.9.18 成田国際空港
4枚目 2021.3.13 関西国際空港
 
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A330-300(9M-MTO)
1・2枚目 2014.8.11 成田国際空港
3枚目 2022.8.27 関西国際空港
4枚目 2023.3.18 関西国際空港
 
続いては、マレーシアのフラッグキャリア、マレーシア航空の機体です。同社の機体のデザインは、赤と青のラインが入った標準塗装をベースとしており、このため機体前方に入っているワンワのロゴが他の会社よりやや小ぶりになっているのが特徴です。なお、A333の「9M-MTE」は、2020年にデザインが変更され、マレーシアの国旗をモチーフにしたネガラク柄が施されています。2021年には738の機体に、2022年にはA333の「9M-MTO」にも同様にネガラク柄が施されました。A333はアジア・オセアニア方面の路線で主に使用され、B738は国内線から比較的長距離の国際線まで、幅広く使用されています。日本路線ではA333が関空に飛来しています(成田へもシップチェンジによる飛来の可能性があるほか、羽田への飛来実績もあります)。また、B738が成田~コタキナバル線で使用されていますが、保有機数が多いこともあり、アサインされることは稀です。
 
④スリランカ航空(2014年加盟) 2機保有
A330-200(4R-ALH)、A320-200(4R-ABO)
続いては、スリランカのフラッグキャリアであるスリランカ航空の機体です。同社のワンワ塗装は2機在籍しており、どちらもアジア・中東方面の路線で使用されています。日本路線にはかつてA332がアサインされていたことがあり、成田にもこのワンワ塗装が飛来していましたが、現在はA333での運航となっています(ただし、まれにA332が入ることもあります)。
 
⑤カタール航空(2013年加盟) 8機保有
B777-300ER(A7-BAA,A7-BAB,A7-BAF,A7-BAG)、A320-200(A7-AHL,A7-AHO)、A350-900(A7-ALZ)、A350-1000(A7-ANE)
 
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B777-300ER(A7-BAA)
2017.8.8 成田国際空港
 
B777-300ER(A7-BAF)
2022.8.6 成田国際空港
 
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B777-300ER(A7-BAG)
2015.8.9 成田国際空港
 
A350-900(A7-ALZ)
2枚とも 2024.3.31 関西国際空港
 
A350-1000(A7-ANE)
2枚とも 2020.9.20 成田国際空港
 
ここからの2社は中東のキャリアとなります。まずは日本でもおなじみとなったカタール航空、同社のワンワ塗装には、標準塗装にも描かれているアラビア語の「アル・カターリ(原語表記: القطرية)」の文言が入っています。現在在籍するワンワ塗装は8機で、77Wは長距離路線を中心に、A320は中距離路線を中心に運航されています。2018年4月にはA359に、同年11月にはA35Kにもワンワ塗装が登場し、ともに中~長距離路線で使用されています。日本路線には成田線で77WやA35Kが運航されており、ワンワ塗装も時折飛来しています。また、2024年3月から運航が再開された関空線はA359が所定となっており、ワンワ塗装の飛来実績も確認されています。なお、A359は成田への飛来も確認されているほか、2024年3月末まで運航されていた羽田線にも、77W、A359、A35Kの全種類がアサインされたことがありました。
 
⑥ロイヤル・ヨルダン航空(2007年加盟) 1機保有
A319-100(JY-AYP)
中東のもう1社は、ヨルダンの国営航空会社、ロイヤル・ヨルダン航空です。加盟はJALと同時でした。現在在籍するワンワ塗装機はA319の1機で、中東や欧州諸国への路線で運航されています。
 
(その3に続く)