アライアンスカラーの塗装機シリーズ⑤(スカイチームその1) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

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今年もこれから暑い時期になる・・・

まだ11月の半ばすぎで普通ならこれから秋が深まり紅葉の見ごろの時期というのに、今年は早くも冬の寒波が襲来しており、この週末は12月並みの厳しい寒さとの予報になっています。これから年末に向けて忙しくなっていきますので、この寒さで体調を崩さないよう、気をつけたいですね。
 
さて、今日は天候が思わしくない上に、午前中はかかりつけの医者の診察があり、事前に調べた限りでは近場に狙い目の機体も飛んでこなさそう、ということで撮影はOFFとしました。ということで、1か月ぶりにアライアンスカラーのネタを出すことにいたします。
今回からはスカイチーム(スカチー)の紹介となります。スカチーは2000年にデルタ航空、エールフランス航空、大韓航空、アエロメヒコ航空の4社によって設立され、2022年現在では19社が加盟しています。3大アライアンスとしては最後発となりますが、規模としては世界2番目となっており、世界170か国以上、1,036か所の空港に就航しています。
スカチーの特別塗装の特徴は次のとおりです。
・機体の塗装はシルバーグレーで、機体前方の客用窓の上に「SKYTEAM」のロゴが描かれる。
・機体前方下部に、所属航空会社のロゴが入る。
・機体後方にはスカイチームのイニシャルである「ST」を象ったアライアンスロゴが入る。
・尾翼は濃紺に塗装され、アライアンスのロゴマークが描かれる。なお、中国の航空会社(MU、MF)は、付け根部分にも自社のロゴマークが入る。
それでは、各社所有機を順に紹介していくことにしましょう。なお、加盟子会社(MUの上海航空、CIのマンダリン航空、DLのデルタ・コネクション各社など)については省略しております。
 
①大韓航空(2000年創設時メンバー) 2機保有
B777-300ER(HL7783)、A330-200(HL8212)
 
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B777-300ER(HL7783)
1枚目 2015.9.23 関西国際空港
2枚目 2016.2.14 成田国際空港
 
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A330-200(HL8212)
2枚とも 2016.5.2 関西国際空港
 
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B737-800(HL7560) ※移籍
1枚目 2013.3.17 関西国際空港
2枚目 2013.5.4 成田国際空港
 
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B737-800(HL7568) ※退役済
2枚とも 2014.8.31 関西国際空港
 
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B777-200ER(HL7733) ※移籍
1枚目 2014.4.12 関西国際空港
2枚目 2012.3.10 関西国際空港
 
スカチーには日本の航空会社は加盟していませんので、最初はお隣韓国のフラッグキャリア、大韓航空(KE)の機体です。現在は77W、A332が1機ずつの2機体制となっています。ともに長距離から近距離までの国際線に幅広く使用され、日本路線にも時々アサインされています。かつては738と772にもスカチー塗装機がおり、738はかつては釜山からの国際線で日本にも飛来していましたが、2021年に「HL7568」が退役、2022年に「HL7560」が傘下LCCのジンエアーに移籍し消滅しています。また、772は77Wに追加で塗装された直後にジンエアーに移籍しています。
 
②中国東方航空(2011年加盟) 7機保有
A330-200(B-6538,B-5908,B-5949)、A321-200(B-1837,B-1838,B-8976,B-8977)
 
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A330-200(B-6538)
1・2枚目 2013.9.29 関西国際空港
3枚目 2018.10.7 関西国際空港
 
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A330-200(B-5908)
1・2枚目 2013.2.10 成田国際空港
3枚目 2019.9.14 成田国際空港
 
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A330-200(B-5949)
1・2枚目 2015.2.28 関西国際空港
3枚目 2018.10.7 関西国際空港
 
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A321-200(B-1837)
2枚とも 2016.8.21 中部国際空港
 
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A321-200(B-1838)
2枚とも 2015.2.22 関西国際空港
 
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A321-200(B-8976)
2017.6.25 関西国際空港
 
A321-200(B-8977)
2枚とも 2019.8.25 関西国際空港
 
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B737-800(B-1981) ※終了
2枚とも 2017.3.2 中部国際空港
 
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A340-600(B-6053) ※退役済
2枚とも 2013.2.17 関西国際空港
 
続いて中国の会社ですが、ここは2社が加盟していまして、まずは中国東方航空(MU)から紹介していきます。同社のスカチー塗装は全部で7機で、A332が3機、A321が4機となっています。以前はB738とA346にもスカチー塗装が在籍していました。2014年以降、中国の航空会社の機体は尾翼付け根部分に自社のロゴマークを入れており、現在は全機施工済みです(退役したA346も最後は旧ロゴが入っていました)。A332は3機とも上海を拠点にして中長距離の国際線を中心に運航され、A321はB-8976が上海、その他は西安を拠点にして主に国内線をメインに運航されています。日本路線にも時々アサインされており、現在はA332が主に上海(浦東)からの路線で関空へ、また時折上海(虹橋)からの路線で羽田に飛来しています。なお、以前はA332・A321とも成田で見ることができました。
 
③中国南方航空(2007年加盟、2018年脱退) 
 
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A330-300(B-5928) ※終了
2枚とも 2018.12.29 関西国際空港
 
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A330-200(B-6528) ※終了
1枚目 2012.8.26 関西国際空港
2枚目 2015.2.14 成田国際空港
3枚目 2015.5.5 成田国際空港
 
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A321-200(B-6398)
2枚とも 2017.6.9 関西国際空港
 
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A320-200(B-1697)
2枚とも 2015.11.26 関西国際空港
 
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B737-800(B-2693)
2枚とも 2019.3.31 関西国際空港

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B737-800(B-5469)
1枚目 2015.6.20 関西国際空港
2枚目 2015.6.10 関西国際空港
 
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B777-200ER(B-2056) ※退役済
2枚とも 2012.8.15 成田国際空港
 
中国南方航空(CZ)は2018年末をもってスカイチームを脱退し、2019年10月ごろまでに当時保有していた機体の通常塗装への塗替えが完了しており、スカチー塗装はすでに過去のものとなりました日本路線にも多くの機体がアサインされて飛来していましたが、現在は見ることはできません。
 
④厦門航空(2012年加盟) 1機保有
B737-800(B-5633)
 
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B737-800(B-5159) ※退役済
2枚とも 2016.4.2 関西国際空港
 
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B737-800(B-5633)
2枚とも 2018.1.6 成田国際空港
 
中国でスカチーに加盟しているもう1社が厦門航空です。CZの子会社ですが、同社の加盟と同時ではなく、7年後の2012年に単独で加盟しています(このため、CZの脱退時には同調しませんでした)。現在運航されているスカチー塗装機は738の1機のみとなっています。2014年からは他の中国の航空会社と同様に尾翼付け根への自社ロゴマーク追加が行われました。国内線から近距離国際線まで幅広く運航されており、時折日本路線にも姿を見せています。なお、かつてはあと2機スカチー塗装が在籍していましたが、「B-5302」が2023年に、「B-5159」は2024年に貨物機に改修されそれぞれ退役となっています。
 
⑤チャイナエアライン(2011年加盟) 1機保有
A330-300(B-18311)
 
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B747-400(B-18211) ※退役済
2枚とも 2016.5.18 関西国際空港
 
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A330-300(B-18311)
1枚目 2014.11.2 関西国際空港
2枚目 2013.5.18 関西国際空港
 
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B747-400(B-18206) ※退役済
2枚とも 2014.3.23 関西国際空港
 
続いては、台湾からチャイナエアラインの機体です。現在運航されているスカチー塗装はA333の1機のみで、短~中距離路線で運航されており、日本路線にも時々アサインされています。また、かつてはジャンボにもスカチー塗装が在籍し、2016年には2代目となる「B-18211」に引き継がれましたが、コロナ禍の影響に伴う需要減少に伴い、2021年に退役となりました。
 
(その2へ続く)