6月月例会 で

神谷さんがこんなことを言っとったです。

 

大きくしようと思って、邪魔になると思って
 引っこ抜いちゃう。
 ジャガイモのタネをとって
 品種改良しようと思ってても
 普通の作るところに置いてなかったら
 皆こいじゃう。始末が悪い。






こぐ というのは、
抜く という三河弁。

山ウド や 品種改良用のジャガイモ など
特に指示しないと
若いスタッフ達に勝手に抜かれちゃった、
善意でやっているから始末が悪い、という話でした。

この手の話、よく聞くわ。
サツマイモも逆さ植え して
かなり無駄にした、とのことでした。

農事に携わる現場では散々起こっていることで
自然栽培のように雑草の中で作っているワケでもないけれど
会長の指示/周知を徹底させることって困難だろうから、
人為的なミスは起こるんだね。

願わくば、せめて後で笑い話にしたいものです。



仕事をしないトウモロコシ

 

自分の知る限りの定義によると
野菜ってのは、食べられる植物。

ベトナム観光した知人が
植物の名前説明の後に必ず
「それが食べられるか」がつくと
一笑してたが、
その日の食べ物が関心事の国にとっては
重要な価値基準っすよね。

実など食べられる植物を野菜といって、
食べられる部位により、
果菜、葉菜、根菜など分けます。

神谷さんは野菜なんだけども
食べらない植物を
「仕事をしない」と言ってますが、
まさしくそんな雌花のないトウモロコシができました。

 

 

ネットで調べると「肥料不足」が主因らしいけれども

隣ではできているので

自分はそれプラス自家採種を疑ってます。

自家採種すると、たまにそぅいうことが起こるんだね。

 


トマトは大苗にして、
 花芽がつくのを確認してから植えた方がいい

と神谷さんが言ってて
買いタネを使用していた頃の自分は
発生したことがないので
管理大変な苗の間を短くしたいと無視してたんですわ。
したら昨年、花芽がない、いわゆる
仕事をしないミニトマトを作ってしまった。
鑑賞するなら、もっと美しいものがあるので
「食えぬなら抜いてしまえミニトマト」でした。

 

ここからが、自分的な駄文。

「仕事をしない」という定義は
人それぞれでおもろいやね。
神谷さんの言うのは「食べられない」っていう意味ですが、
ビジネス本だと
「働いている」 ではなく、
「価値を生み出している」、もっというと、
「お金を稼いでいる」とありました。

ここまで書いてきて
このトウモロコシを作った自分は仕事をしてたのか、
これを書くことは仕事をしていることにあたるのか、
甚だ、不安になってきました、ハイ。


実をつくるから転じて、子孫をつくる、で
少子化問題をとりあげます。

「女性は積極的に子どもを産むべき」と
発言した議員さんがいて、問題になったんだって。
よくよく説明を聞いてみると
「女性の自由を奪う、すなわち産むことへの強要」が
アカンのやって。
いやー、説明聞かないと分からなかったよ。
こぅいうのって発言よりかは
その人の資質が多聞にあるから、
発言だけで、判断されてもねぇ。
例えば、産めばそれでいいのか、というと
育てる方が何倍もタイヘンだしね。

小1の女性担任が中途産休するにあたって、
その保護者である女性から
「産むかも?の女性に小1の担任なんかやらすな!」と
クレームが出たけれど、
女性の自由をもっと保証しましょうという現社会に
逆行した発言で、
よっぽど 産み育てる => 我慢 義務感 の人なのか、
ちょっとその方が怖くなりました。  


時間が限られているからか
発言だけとらえて過剰に反応してしまうかもしれないけれど
とらえる人間の心の問題の気がするわ、ワシは。

「そぅいう捉え方、演出もあるやね」って
とらえられたらいいし、少しでも
「これでいいのだ」と
許容できる、転んでも起き上がれるような社会を
作っていくってのが
我々に、そして次の世代もためにも
大事なことだと思っています。


このトウモロコシを作った自分は仕事をしてたのか、
これを書くことは仕事をしていることにあるのか、
自己弁護的にはYES。

「仕事をする」って捉え方も価値観次第で
YES でもあり、NO なのでもある。
いつも怒ってくる上司/嫁に対しては、
自分をこぅ正当化すばいいし、
怒ってくるのが上司/嫁の仕事ですからね、なんて
許容できる社会は楽しいかも。

自分的には 野菜 を作ることに精を出すという
価値観を支持していて、
許容できる仲間たちがいてくれれば
尚良いのです。

最終的に価値観が伝わるかは重要なので
どうしても長くなってしまいますが
読んでくれてありがとうございます。