この日聞いた話 を、詳しく書くわ。


神谷さんは、天候不順 と 肥料設計について

こんなようなことを言っとったです。


「60年以上、農業をやってきたが

 昨今のような天候不順はなかった。
 昔は1週間の中に曇りや雨の日がチラホラあったもんだが
 今は、ひどいと1ヶ月曇が多い。


 こういう天候が続くと、野菜の値段が高騰する。
 天候を技術でカバーできるか否かで
 勝ち組負け組の差が激しくなる。
 果菜類だと特に、味の良し悪しの差も開く。
 この傾向は、10年くらい続くだろう。


 天候不順に対しては、雨が多いと予想し、

 元肥多めの肥料設計をするんだ。

 

 雨が多ければ、肥料分が流亡しやすいし、

 地温も下がり易いから、多めに入れる。


 そして、寒暖など細かい調整は
 葉面散布剤の使い方を覚えると良い。


 700倍希釈液を週1の頻度で、葉面散布するだけで
 樹が丈夫になるんだ。


 ハウス栽培だと、ウチは、
 坪単価にして約25,000円の売上で設計する。
 10アール (300坪)だと、売上750万円。

 キュウリだと10アールで日収7000本なんだ。
 1本25円で売れれば、日収17万5千円だ。
 好熱菌を使って
 地温を上げるから、暖房費は少なくて済む。」