ひょんなことから、プロのキュウリ農家のSさんの

ハウスを見学することになった。




「時間ちょっとなら良いですよ。」と快諾頂いた。

ボクは、ほとんど聞いてるだけの人。

理解できたことをQA形式で書きます。


Q「すごいですね、反当りどれくらいの苗木があるんですか?」

A「1000本です。密集植付しても大丈夫に設計されているので。

  近隣農家でもやられていることですよ。

  ツルが延びたら釣る、延びたら釣るを繰り返して、

  大体15mくらいまで成長させます。」


Q「1月は日当り130kg収穫だったはずですが(ブログ )、

  最近はどれくらい収穫できるんですか?」

A「150kgくらいです」

 (あ、たぶん日照時間が長くなってきたのと、

  ツル全長増加により、果が付く範囲も増加したからかなぁ。)


Q「ここ、同じ節間から花が2つ出ていますが

  これで良いんですか?」

A「あ、僕ら、これ、ダブルって呼んでいるんですけど、

  そりゃーこだわれば、弱い方を取った方がいいんですけどね。

  結局、取りこぼすから、実が2つついちゃいます。」

 (あ、たぶん、収穫に忙しいんだ)


Q「神谷さんから、頂いたキュウリ、すぐ食べれなくて

  冷蔵庫に置いてたんですけど

  2週間くらい後、食べても美味しかったです。

  そういうもんなんですかね?」

A「あぁ、スーパーで買うキュウリは大体1週間で

  しなびるんですが、神谷さんのキュウリなら

  1月くらいは持つと思いますよ。

  種類もたくさん栽培されてますよ。」


Q「その秘密は何にあると思いますか?

  キラエース?」

A「うーん。そうだと思いますよ。」

 (ちょっと言わせた感があるなぁ)


Q「ちなみに、水は、どこからどうやって

  遣られているんですか?」

A「井戸から汲み上げ、畝地中にパイプを

  通してあって、そこから潅水されます。」


Q「井戸水なんですね?その理由は?」

A「うーん。理由はたくさんありますが、

  一番の理由は、水道が来ていないことですね(笑)。

  他、地温と近いから植物に優しい、

  塩素が少ないなんかがあります。」


Q「葉面散布はどれくらいするんですか?

A[今の時期だと週1回、

  寒い時期は2週間に1回程度です。」


Q「神谷さんは"若葉の里2号"を散布、と

  おっしゃっていましたが、そうなんですか。」

A「ええ、それだけでは、ないですが。」


Q「無農薬なんですか?」

A「‥‥消毒はやっています。

  いわゆる農薬です。」

Q「どうやって?」

A「葉面散布剤とかと混ぜて、それだけでなんて

  やってられないです。」

Q「無農薬じゃないんですね。」

A「‥‥無農薬なんて、一般の農家はやれないです。」

 キュウリ栽培指針 の⑫ですかね?

 アルカリ剤以外は可。薄めで使用のこと。頻度は毎週1回。って。

 農薬についての感覚のミスマッチ があるようです。

 こうやって、見学に対応するだけで、外部と接触するから

 植物を病気にするリスクが高まるわけですし。。。



にしても、キュウリがうっそうとしてたよ。

Sさん、貴重な時間をありがとうございました。