「厚生労働省の「簡易生命表(令和4年)」によると、2022(令和4)年の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳」


 

 これが、長いのか  短いのか


   65歳になった私は、あと16年。


     33歳で死んだイエスは短命なのか。


 そもそも、「平均」という発想自体おかしくないか?


   この広い世界で「平均」を生きる人なんて

    いるんだろうか。


 おそらく、日本人ならではの発想に違いない。



  ユダヤ人にとって、

 最大の侮辱は「人と同じ」ということ。

 誰とも違う唯一無二の存在だから生まれてきた、と

 彼らは考える。


 だから、自分の生は比較不能の絶対だと言う。


  ジョンレノン 40歳


  カートコバーン 27歳


  ジャニスジョップリン 27歳


  ジミ・ヘンドリックス 27歳


  ジムモリソン  27歳


繰り返すけど、イエスキリスト 33歳


  坂本龍馬  33歳



   生きているのは自分です。


 数十年後の平均寿命に死があるのではなくて、

生きている今に死もまたある。


   生の終わりに死があるのではなく、

  生が終われば、死もまた終わるのです。


   そこに、長い短いなど言える?


 平均寿命というくだらない幻想にとらわれて、

 今を生きるのを忘れてしまった人たちが、

 営業マンの口車に乗って保険を買う。


 どんなに支払い続けても自分が受け取れない

   生命保険という幻。



 歳をとって、死ぬ。


   この宇宙のリズムに逆らって

 「アンチエイジング」と言う人たちは、

 宇宙を味方につけられず、運気を落としてゆく。


長く生きることが人間の幸せだと思い込んでいる人の

  なんと不幸せなことか。



    結果を目的にしてはならないのです。


     寿命なんて結果


 人生には今しかないのですから。