やまとこころのまつり

   北はサッポロ、南は九州・宮崎

  全国から伊勢に集ってくださいまして

     ありがとうございます。


  大切なこと

   つまり、自分は何故存在するのか

     そもそも自分とは何ものか


  日常の慌ただしさの中で聞き逃している

 「いのちの声」に聴く、

 五十鈴川の禊ぎとは、そんなひとときでしょうか。


   真冬の禊ぎも良いけれど、

    緑萌える季節の水行が好きです。



 出会いと別れを繰り返しながら、

私たちは人生という旅を続ける旅人。


   旅が楽しいのは、帰るところがあるから。


 私たちがこの世の旅路を終えて向かう先はどこ?

  「死」と呼ばれる新しい旅立ちも楽しみです。


 

  それにしても、人生の宝はやはり

    良き出会いですね。



30年以上前のことですが、
我が師、糸川英夫博士がある朝、
自宅の茶の間で私にこう聞かれました。

「あなたね、成功者ってどんな人だと思う?」

30代前半だった私は、
「自分の目標を達成して、豊かになる人」
というような事を答えたのです。

すると、先生は

「まったくダメね。
人生の成功者とは、
ご縁を大切にできる人よ」

と、言った後に

「一つ覚えておきなさい。
いま、自分にとって大切な人があったら、
その出会いは誰のおかげなのか、
一つ前のご縁を決して忘れないように生きていく、
それを、先縁尊重(せんえんそんちょう)と呼ぶのですよ」

と、言ってくださいました。


目の前の相手に感謝するのはもちろんですが、
その人と出会いのきっかけとなった人を忘れない。

ともすると、
先縁を飛び越えて、
盛り上がることがあります。

でも、
そんなときにこそ
「先縁尊重」を忘れないでいたいものです。


おかげさま

その言葉が胸の中で響いて、無数の人々のことが思い出されてます。

生きていることの懐かしさに、
胸がいっぱいになるのです。