エルサレム

イエスが捕えられて投獄された地下室。


  大祭司カヤパの邸宅跡です。


 なんと、そこで聖書講義をする聖書漫談師。



  世界からやってくるクリスチャンで

 ごった返しているペテロ鶏鳴教会に誰もいない。


  運命って不思議なものですね。


   

   時差ボケで眠れない夜を過ごして、

いま、セントレアに向かう高速船の中で書いています。


  熊本聖書塾第一章最終講義

   「弟子の変容」を説きます。




「聖書の話をするって、
クリスチャンですか?」

 いいえ、キリスト教とは関係なく、世界一のロングセラーでウルトラスーパーベストセラーの中にある、真理に触れる学びです。


42歳のとき、
シリアのダマスカスのホテルで聞いた、
「お前は私のようにキリストを伝える」
という、
パウロの声。

そして、

「そのままのお前を使う、
そして、どこにいくにも私が伴う」
と言われ、涙が止まりませんでした。

夢か幻か、
よくわからないけれど、
そこから人生が変えられたのは本当です。


私が願うことではなく、
私に願われていることを生きる。


アタマで考えてもわかりませんが、
周りの声に振り回されることなく、
自分の魂が喜ぶことをさせていただく。

その喜びの波動が、
周囲を幸せにしてゆくのだと感じています。


それを
「ライフワーク」というのだと教えてくれたのは、
本田健さんでした。

それまで「天職」とか「使命」とか言葉にして、
生き方を求めていたけれど、
どこかしら無理で窮屈な感じが拭えないでいました。


何年か前のこと、本田健さんとのイスラエルの旅の途中で、こんな会話がありました。

「赤塚さんって、建設会社の社長なのにどうしてイスラエルに20回も来ているんですか?」

いや、糸川先生の想いを伝えたくてね・・・
あと、聖書を伝えるのも使命のような気がして・・・

「そうすると、赤塚さんはクリスチャンなんですね?」

いや、キリスト教を伝えたいわけじゃないんですよ・・・

「赤塚さんにとってイスラエルは趣味なんですね?」

趣味というよりも、ほんの少し重い感じがします・・・
すると、
健さんは、私にこう言いました。


「赤塚さん、
イスラエルは、赤塚さんのライフワークですよ。
 これだけの知識があって、
人を巻き込む力あって、
 人を感動させて・・・
赤塚さんにしかできないことでしょ。

 僕、めちゃくちゃ感動してますし、
人生揺さぶられてますよ、
このツアー。

糸川先生を超えて、
赤塚さんにしかできない大好きなことで生きてください。
赤塚さんがライフワークで生きていったら、
まわりが幸せで豊かになっていくんです。

決めてください、
日本とイスラエルの架け橋になって、
素敵な人生を送るって。

楽しいことや好きなことを追いかけていくと、
次から次へといろんなことが展開していきますから。
赤塚さんがどれだけ受け取るかです、
自分の人生から。」

 そして、大切な万年筆を取り出すと、

「赤塚さん、このペンでベストセラー書きましょう。
プレゼントします。
 僕に出来ることは、何でもお手伝いさせてください」

本田健さんとの出会いが、私の転機となりました。


それは、健さんの知識やノウハウが優れているからという理由ではなく、
彼の「在り方」が本当に素敵だったからです。



人生を変える出逢い、
それは旅から生まれる。

旅の空の下で、
同じ景色に心動かして、
深いところで響きあう懐かしさに胸を熱くする。

 日常を離れててみて、

 いかに自分が「思い込み」にしばられているか、

 それを発見したときから、

 本当の自由への旅が始まります。


  私を不自由にしているのは、他人の評価でも、世間の目でも、社会でもありません。

    自分自身です。