5年ぶり

 パラオにやって来た


   ようやく来られた。


 ペリリュー島11,000の守備隊の御霊に

感謝を捧げるため、日本からやってきた仲間たち。


 きっと、いきさつを超えたご縁があるのでしょう。



   全身全霊でガイドさせていただきます。



 それにしても、

ステキな仲間たちが集められたものです。


  仲間たちに共通する傾向は、


 「小さな偶然を見逃さない」


 「決める」


 「行動する」


やはり、これに尽きるでしょう。


  まさに、人生成功の秘訣。



 そして、みな心が若い。


   以前、本田健さんが

   こんな話をしてくれました。


「僕、年代別の
『10代でやっておきたい17のこと』とか
20代、30代…60代とそれぞれ10万部超えるベストセラーになってますけど、
70代、80代の人たちにインタビューしてわかったのは、
結局、60代でも70代でも問題は、

「一番歳をくってしまったと感じながら、
 一番若い歳を生きているということなんです。」

これに気がついたのは、僕の講演会でした。


若者向けの講演会だったのですけど。
若者向けだったにもかかわらず、僕の講演会面白いんですね、
オブザーバー参加として、
「心が20代の人」という席を用意したんですね。

30代、40代、50代、60代、と来てました。
お互いにとっていいだろうと思って。

 その場で20代とおぼしき女性が手を挙げてこう言ったんです。

「もう、健さん、
 私、終わりです。
もう、就職もうまくいかなかったし、
やりたいと思ったこと全然できなくて、
本当はダンスとか音楽の道に進みたかったのですけど、
三流の会社に行くことになって・・・
私にはもう未来なんてありません」

 それで、僕が
「何が原因だと思いますか?」と聞くと

「年齢です。
 もう歳になってしまって」

「いくつですか?」

「23です」


すると、オブザーバー席の30代女子がマジ顔で怒ってるんですよ。

「23だなんて、お肌ツルツルじゃないの!」

なんで、お肌で問題解決するのかよぉわからのですけど、
「あなたみたいなお肌ツルツルだったら、何だってできる!!」
で、その人にマイクを渡したんですね。

「わたしなんか、もう30代後半で、
このままいったら結婚もできなさそうだし、
どうせ大した仕事もないし、23のとき健さんと出会いたかったーーー!
 わたしなんか何もできない!!」

と、泣きそうになってるんです。


そうしたら、50代とおぼしき人がマイクを奪うようにして、

「30代でしょ、あなたね、
 40代を超えてね50代からが勝負よ!
 でもね、最近腰が痛くて膝が痛くて・・・」


すると、70代の人が

「50代で膝が痛いってあなた、
 70になるとね・・・」

結局、80代の人はいませんでしたが、
もしいらっしゃったら、70で歳なんて、
何言ってんのよ!と言ったことでしょう。


 要するに、みなさんがいくつであろうと、
今が一番若いんです、
みなさんの人生で一番今が若いんです。


年齢というのは不思議なところがありまして、
一番歳くった状態でもあるんですよ。

だから、
33の人は、20代から比べるとメッチャ歳食っちゃったんですよ。

でも、43になる自分から比べたら若いんです。

だから、
一番歳食った状態と、
一番若い状態の間で生活しているということです。」


健さんの話に笑いながら、
深くうなずきましたよ。


 今日という日は、人生で一番長く生きてきた日であり、残りの人生で一番若い日でもあります。

老いたと愚痴ることも自由、

まだまだと
意気揚々と走ることも自由

どうせなら明日に向かって走りたい。

せっかく生きているのだから。

二度とない人生なのだから。


  そんな若者たちと一緒に旅ができること、

 魂の底からしあわせに思うのです。