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ユダヤに学ぶ

 

二千年に及ぶ流浪を経て、

生れたところや皮膚や目の色が違っても、

ユダヤの民は

民族のアイデンティティーを失わずいました。

 

「忘却は流浪を長引かせ、

記憶は贖いの秘訣である。」

 

彼らは、そう言い続けてきました。

 

ユダヤ人にとって、

金曜日の日没から

土曜日の日没までは、

安息日「シャバット」。

 

旧約聖書・創世記の始まり、

天地創造で神は六日間で

この世界を創り、

七日目に休んだとあります。

 

神が休んだ日には、

人も休まなければならないと

モーセの十戒に命じられている、

最も大切な戒めです。

 

その日は、

お店も閉まり公共機関は一切ストップ。

 

火を使うのは仕事とみなされるため、

料理もダメ、タバコを吸うのもダメ。

 

フラッシュ撮影もダメ、

ホテルのエレベーターなど、

スイッチを押すことも

仕事になるとして、

シャバット専用各階停止の

エレベーターとなるほどです。

 

イスラエルが建国される以前、

世界各地に離散したユダヤの民たちは、

その地でシャバットを守りました。

 

シャバットの日は、

神の前に祈り、

祖先の苦難を偲ぶ。

 

そして聖書(トーラー)を読み、

神と対話するひとときを持つのです。

 

こうして神話や民族の歴史

という縦の糸は受け継がれてきたのでした。

 

ユダヤの民がシャバットを守り、

シャバットがユダヤ民族を守ったといえましょうか。

 

また、食に関しても

「水の中に住むもので

ヒレとウロコの無いものは

食べてはならない」

という規定もあり、

海老・カニ・貝・蛸など食べてはなりません。

 

このようにユダヤ教は、

神との契約であり、

その戒律は六百十三にもおよぶのです。

 

行く先々で出くわす風景、

光景、風俗、文化、

そして今に生きるユダヤの人々。

 

カルチャーショックの連続でした。

 

あるとき、イスラエルの友が、

私にこう聞きました。

 

「何故、

日本では同胞が殺し合ったり、

年間何万人もの自殺する人がいるのだ?

 

お前の国は、魂の戦争をしているのか?

そんな危険な国に住んでいて怖くないのか?」と。

 

魚に水が見えないように、

鳥に空気が見えないように、

日本人には日本が見えないようです。

 

イスラエルという

異民族・異文化の世界を通して

見えてきたのは、

歴史の絆が切れそうになっている

日本であり、ヤマト人としての

アイデンティティを失ってしまっていた自分でした。

 

 

糸川博士をイスラエルの大学が

迎えようとしたことがあります。

 

生涯の生活の保証をするから

イスラエルに永住して、

大学で教授として教えてくれないかと。

 

糸川はこう言いました。

 

「私は、

日本のために命を捧げてきましたし、

これからもそうです。

日本を離れるわけには参りません。」

 

 

その後のレセプションの席で

大学総長は、

 

「イトカワはイスラエルを

愛してくれる真の友である。

 

私たちがイトカワを信じるのは、

彼が祖国日本の真の愛国者だからである。

 

祖国を愛することが出来ないものに

他の国を愛することなど出来ないのだから。」

と言いました。

 

うつむいてこのスピーチを

聞いていた糸川の目から

涙がこぼれるのを私は見ました。

 

日本では、

イスラエルとの関係は

アラブ諸国を刺激するために

タブーとされていましたから、

糸川英夫を変わり者扱いしていました。

 

糸川博士は、

日本では魂の根底に流れる

愛国心を理解する人は決して多くないだけに、

砂漠の真ん中での魂のふれあいが

嬉しく幸せだったのだと後に話してくださいました。

 

 

祖国日本を愛した糸川は、

精神的荒廃の止まらぬ

日本の現状を憂い警告を発し続けました。

 

大和魂の振起を願って

ユダヤの民から学ぶことを提言し、

八十歳になるまで人々を

イスラエルに数十回にわたり導きました。

まるで、聖書の預言者のように。

 

 

十八歳になると男女とも全員軍隊に入り、

国を守ることを当然とする国と、

少年が殺し合いをする国。

 

国を守るための紛争で

年間数十人の犠牲者が出る国と、

毎年三万人を超す自殺者を生み出す国。

 

十三歳で成人を迎え

自立してゆく国と、

二十歳になっても大人になれず

社会に適合できない人間を多く生みだす国。

 

子供は国の希望として

可能性を引き出す教育のできる国と、

子育ても出来ず

自分の子供を虐待揚句の果てに

殺してしまう国。

 

砂漠の中で農業を成り立たせ

自給自足している国と、

命をつかさどる食料を

ほとんど輸入に頼る国。

 

二度と国が滅びないように

徹底的に歴史を教える国と、

祖国の建国について

一切教えない世界唯一の国。

 

一体どちらが危険な国なのだろうか。

 

戦争をしている国は、どちらの方なのか。

 

あるとき、

食事をしながら糸川博士は

私に尋ねました。

 

「命は何のためにあると思いますか?」

 

考え込んでしまった私に

投げてくださったシンプルな答えは、

まさに糸川英夫の生き方そのものであり、

その言葉は灯火のように光を放ち、

いまもなお私の胸の中で光を放っているのです。

 

( つづく )

 

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