「願われている」ことなので

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修身の教科書にみるやまとこころ

 

 

昭和14年1月1日に発行された『修身及公民科』

という文部省検定済みの教科書の復刻されたものが、

私の手元にあります。

 

 

 

最初のページに記されているのは教育勅語です。

そして、「第一 大国民」と教科書は始まります。

 

 

明治天皇御製

「あさみどり澄みわたりたる大空の 広きをおのが心ともがな」

 

 

人それぞれの性質があるように、国民にも特有の気風がある。

これを国民性という。

 

個人の性質が、

遺伝と環境や教育で形作られるように、

国民性は民族に固有の性情と、その国の風土・歴史によって、

長い年月の間に形作られるのである。

 

 

我が国民性は万邦無比の国体にねざしている。

拝国以来、皇統連綿、歴代の天皇深く民を慈しみ給い、

臣民常に清明心を以て天皇に仕えまつった。

 

 

清明心は私なき透明な心であって、

大和魂、忠君、愛国として常に国民性の根本をなしてきた。

 

 

更に我が国民性の特色としては、

 

1.自然を愛する

2.清浄を尊ぶ、禊ぎは身体を清めて精神を清浄にする

3.残忍でない

4.義に勇む

5.同化力において不思議な力をもっている。

 

支那・印度のものであろうと西洋のものであろうと、

よいものは摂取して我が血肉とした。

 

 

その他種々の長所を挙げることができるが、

長所には短所が伴い易い。

 

 

即ち、寛容・堅忍・雄大・深み・独創等に乏しいのではないかといわれている。

 

 

固より一国民の性格をはっきりと捉えることは難しい。

 

けれどもよく注意して観察すれば、

それが童謡にも民謡にも、村の祭り、町の賑わいにも、

生活のあらゆる場面に、特色の色彩、情調をもって現れている。

 

 

「第五 信仰」にはこのように書かれています。

 

 

宗教心

 

 

果てない広野に沈みゆく夕日を眺め、

暮れゆく山の彼方にまたたく明星を望み、

自然の神秘天地の悠久を思う時、或いは美しい音楽に芸術の偉大を感じ、

または生死の境に立ち、思いがけない不幸に遭って人生の厳粛を知るとき、

自己の弱さ小ささを感じて、人間以上の力に対する帰依・随喜の念が湧いてくる。

 

これが宗教心である。

 

(中略)

 

 

 人類は宗教を求めている。

ひたすら神や仏に帰依するならば人々の心に安心や喜びが

齎(もたら)されると考えているのである。

 

 

我が国の宗教には、教派神道、仏教、キリスト教などがある。

教派神道は国民として神社を崇敬するのとは別であるが、

民間にかなり広く行われている。仏教は古くから広く行われ、

国民生活に深く入り込んでいる。

 

キリスト教は伝来してから日が浅いけれども、

国民の思想に影響するところが多い。

 

 

日本臣民は帝国憲法によって信教の自由が保障されている。

国法に反しない限り、いかなる宗教をも信奉できる。

しかし、淫祠(いんし)邪教に迷ってはならない。

 

 

「第七 人生の喜び」最後の章です。

 

 

人生の目標を金銭や名誉や快楽などに求めるのは、

自分だけの短い生涯を考えるからである。

 

 

真の人生は自分一人だけで完成し得るものでない。

縦には初めなき初めから、終わりなき終わりに連なる永遠の人生。

横には世界の一切の人類につながる広大な人生である。

 

 

我らの生活の背後には、幾千年に亘る無数の先人、

世界の各地に別れ住む無数の同胞の努力がある。

 

 

これら古今を連ね、東西に亘る全人類は、

日夜営々として文化を建設し、人生を創造してきた。

 

 

わが生涯もまた、ただに一身一家の生計を図るだけでなく、

一郷一国の興隆、進んでは人類文化の建設、

大人生の創造に参加しているのである。

 

 

殊にわれらは生をこの日本に享け、

万邦無比の国体の下に、天壌無窮の皇運を扶翼し奉るのである。

 

 

かくてこそ六尺の肉体は朽ち亡びても、我は永遠に朽ちないのである。

志望は雄大でなければならない。

鬱勃(うつぼつ)たる壮志を抱き、

何事か成らざらんと勇躍するような境地に於いて、

人は真に生甲斐を感ずるのである。

 

 

雄心を抱き、これが現実に渾身の力を注ぐ、

これほど人生の会心事はあるまい。

 

 

われに事業がある、それ故に飽くまで生きねばならない。

けれどもその事業は気高い精神の華であり、果実でなければならない。

 

 

幾たびか辛酸を経て志始めて堅し   西郷南州

 

 

人生は永遠である。

胸に烈々たる理想を抱き、毅然として立て。

汝の胸の英雄を失うなかれ。

 

「鳶飛んで天に戻り、魚淵に躍る」

 

 

人はそのあるべき所に在って生を遂げ、

存在の意義を全うすることに、真の喜びと貴さがある。

 

 

軍国主義だとか、右翼だとか決めつける前に、

一度静かな心で読んでみてはいかがでしょうか。

 

ここに書かれていることは、

現代の大人にこそ必要なものなのかもしれません。

 

 

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