人生が変わる聖書漫談師の赤塚です。

 

 

イエスキリストは


 「求めよ、さらば与えられん」

 

と言ったと聖書にあります。
これは、実は誤訳です。

 


原文は、

 
 


「求め続けよ!さらば与えられん」

 

 

 

です。

 

 

 

はやぶさの物語をお伝えしましたが、

内之浦の発射基地からの打ち上げに

立ち会いました。

 

 

 

はやぶさの打ち上げの感動は、
生涯忘れることはないでしょう。

 

 


1秒間に1トンの固形燃料を燃やして飛び立つ銀の龍。

 


M−Vロケットの噴射する眩い光と、
轟音と衝撃波。

 

 

 

発射台のすぐ側で、
目で追いかけながら、

上を向いて涙がこぼれました。

 

 

 

日本の宇宙開発は、大東亜戦争のあとに、
アメリカによって航空機開発が禁止されました。

 

 


そんな中でも、

なんとかして航空技術を継承しよう

とした糸川英夫が、
当時禁止されていなかった「ロケット」

を活用したのがはじまりだと言われています。
 

(なんせ当時は、ドイツがロケットを

実用化した程度で、どの国もロケットが

なんなのか、わかってませんでしたから、

禁止もなにもなかったのです。)

 

 

 

そんな時代の中にあって、
「前例がないからやってみよう」

とロケット開発に取り組み、
 

 

 

わずか23センチの
おもちゃみたいな小さな

「ペンシルロケット」

 

 

を射った、やはり
糸川英夫は天才であり、

素敵な冒険者です。

 

 

 

日本が独自に開発してきたロケットは、
「武器」と見なされないために、

かなり苦労をし続けます。
 

 

 

誘導装置を積んで飛行制御をしようものなら、

「ミサイル」呼ばわりされてしまうから。

 

 

それでもがんばってきた

日本のロケットは、やがて諸外国から、

 

「そんなの作る金があったら、我々のロケットを買え」

 

と圧力をかけられるようになります。


 

 

日本人の中にも、

「開発するより、買った方が安い」

と言い出す人までいて、
 

 

 

民主党の国会議員にも、

あやうく仕分けられそうになったりもしました。

 

 

日本の宇宙開発は、途中に何度も「やめる」機会がありました。


 

 

最も大きな危機は、
人工衛星の打ち上げに2度失敗したとき、
朝日新聞社がキャンペーンを張って
「やめろ」と大騒ぎしたときでしょうか。

 

 


糸川英夫の企業との癒着、
開発資金の私物化、流用、
愛人問題・・・ 

 

 

新聞記事のコピーは私の手元にありますが、
それはそれは偏執狂のような狂った記事です。

 

 

 

キャンペーンを打ったのは、
朝日新聞の記者のひとりですが、
なんと、
糸川英夫の東大時代の同級生です。
 

 

 

時代の寵児となったロケット博士に対する「嫉妬」のようです。

 

 

 

糸川英夫は、
 

 

「バッシングの狙いは僕だ。
 日本の宇宙開発を守るために僕が身を引く」
 

 

 

と、一切の責任を背負って東大を辞めます。

 

 


ロケットは残り、
そのあと初の人工衛星「おおすみ」の

打ち上げに成功しました。
 

 

 

そのとき糸川英夫は中東の空の下で、
軌道に乗った「おおすみ」を見上げて

涙をこぼしたと語ってくれました。

 

 

 男ですね!

 

 

 

日本のロケットは、

そんな熱い気持ちがつながっていまも飛びます。

 

 

 

誰かに「やめなさい!」「無理だ!」

と言われて、
 

 

 

「はいそうですか・・・」とやめてしまったら、
自分の人生は、誰かのものになってしまいます。

 

 

 

でも、その誰かは、

自分の人生の責任なんて負ってくれません。
 

 

 

自分の人生は、自分のものです。
 

 

 

だから、外野の言葉に負けないで、

自分のやりたいことを、
どうやったら出来るか考えて、

やり続けることは何よりも大切です。

 

 

 

でも、ひたすら同じ事をしていては、

越えられない壁もあります。
 

 

 

だから、ちがう方法を考えるのです。
 

 

 

禁止されたら、禁止されたなりに、

ちがう方法を考えるのです。
 

 

 

そう、飛行機を禁止された糸川先生が、
「じゃあ、ロケットならいいんでしょ?」

と考えたように。

 

 

 

 求め続けよ、さらば与えられん!

 

 

手に入れるまであきらめずに求め続けよ、

という宇宙の真理です。

 

 

糸川英夫博士の遺伝子を伝えるために私も、

求め続けていきます。
 

 

 

本当の真実を知るために。