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前回からのつづきです。
糸川は世界中ほとんど放浪して、
行かなかった国がないくらいであり、
世界中に友達がいました。
けれど、
博士が最後に選んだパートナーは
聖書の国イスラエルでした。
「何故イスラエルかということは、
これ神のみぞ知るということでございまして、
私の意志で決めたというよりも、
自分の運命がこれを決めたとしか言いようがないのです。
いつの日にか日本とイスラエルが手をつなぎ
大きな影響力を及ぼして世界を平安に導く
もとになると確信しています」。
と、ことあるごとに糸川はそう話していました。
一度滅ぼされた民族が、
約二千年後再びユダヤ人国家を創った
という人類史上最大の奇跡の国イスラエル。
糸川は、ユダヤの民が失わなかった
民族のアイデンティティこそ、
今の日本民族が学ばねばならないことだ
と考えました。
新約聖書の究極の教え
「汝、自らを愛するが如く、隣り人を愛せよ。」
が万人に共通する普遍的な真理であることは、
すぐにわかることです。
日本人は西洋人が発見した科学の原理を
導入するさい、哲学・宗教的な部分を
そっくり落としてしまいました。
日本人がその原理を応用し作った技術は、
もっぱら経済と結びついてしまったのです。
その経済も、
哲学・宗教がともなっていないため、
欲望に歯止めがかかりません。
いい加減に、
日本人は自分が奴隷状態に陥っているのだ
ということに気づいてもいいのではないでしょうか。
奴隷のくびきから脱するためには、
理念とビジョンがなければならないとは、
モーゼの教えるところです。
理念は簡単です。
万人が幸せになることです。
われわれは思索し、
対話して行動の規範となるものを
早急にまとめ上げていかなければならないでしょう。
西洋の聖書に根差したものも参考にしつつ、
今こそこれが日本のモラルだと
世界に胸を張って主張できるものを体系化し、
確立する必要があるのです」。
「日本創世記」、
それが糸川が伝えたかったことなのかも知れない。
宇宙へと馳せた科学者 糸川の想いの根本は、
祖国日本へ愛でした。
そして糸川の目的は、
糸川個人のものでなく、
我々日本人、もしくはアジア人、
さらにいえば人類の誰もに、
共通する志というものでした。
( つづく )
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