長い間

冷めたご飯を

召し上がっていた

お父ちゃんが

 

やっと

大国=越前の

国守になる日が

やって参りました

 

船で

琵琶湖を渡り

 

(まひろさん

琵琶を

弾いていましたね)

 

これぞまさしく

琵琶行

洒落たのでしょうか

 

 

そやけどなぁ

まひろはん

 

「琵琶行」って

アレは左遷でっせ

ちょっと

縁起悪ない?

 

あんたさんこそ

上っ面だけで

理解が浅いって

誰かに言われるかも

しれまへんで

 

知らんけど

 

 

都人は

地方へ行くと

京へ

帰りたがるのよね

 

だから

 

肥後などには

行きたくなかった

 

って言った

 

ウイカ納言の方が

よっぽど正直ですね

 

 

まあ

兎にも角にも

ここからが

まひろさんにとっての

人生ハイライト

です

 

弟の惟規も

文章生合格

おめでとう!

 

為時家の前途に

幸あらんことを

祈りましょう