昔の人の病名の

ネーミングセンスって

すごいと思うよ

 

と言うのは

この日一緒に観ていた

臨床検査技師の

資格を持つ

我が息子でありました

 

糖尿病は飲水病

インフルエンザは

咳逆病

 

あれは

よくよく

観察していないと

思いつかない名前

だと思う

 

と言うのでした

 

まあもっとも

昔は

観察以外に

できることが

ほとんど

なかったが故に

 

目を

皿のようにして

見つめた上で

物事の本質を

見極めようと

足掻いていたのかも

しれませんね

 

 

 

「光る君へ」で

道隆は

 

ボンボン育ちで

揉まれてなくて

苦労知らずで

気ままに振る舞い

 

専制政治をした

かのように

描かれたわけですが

 

実は、この人、

そんなにも

悪い人じゃなかった

のでは?

 

私は

思っています

 

同母弟の

道兼にも道長にも

同母妹の詮子や

異母弟の道綱にでさえ

それぞれに良いように

順当に身分を引き上げ

官職も与えてあげました

 

逆に、思えば

 

こんなにも

良くしてやらなくて

よかったんじゃ無いか

 

とさえ

 

今となっては

思うくらいでして

 

自分の直系の

子や孫の

繁栄だけを

思うのなら

 

弟妹など

冷飯を食わしておけば

良かったのに

 

そうしたら

自分の息子の

地位を

弟に脅かされることも

なかっただろうに

 

まあ、思えば

弟妹に

甘かったが故に

 

全てを

末弟に

持って行かれて

しまったわけです

 

まあね

43歳で

命が尽きるだとか

思っても

みなかったんでしょう

 

先が長ければ

一族で

固めておけば

盤石だろうと

誰でも思いますわね

 

 

ドラマは

道長を

よく見せようと

してか

 

相対的に

道隆とその一家を

必要以上に貶めて

描いているように

思われます

 

その上

なんだか

中関白家の

栄華の描写も

中途半端で

 

是非とも見たかった

積善寺の

一切経の供養さえ

ひとかけらも

描かれることなく

 

 

 

 

東宮に入内した

定子の妹

原子も出てこないし

 

寂しいこと

淋しいこと

 

 

 

見損ねた

その栄華のシーンは

権中納言さまの

ブログでもどうぞ

 

 

 

 

道隆の病状が

進むに連れて

鬼気を帯びる言動が

エスカレートしていって

 

定子に

皇子を産め

語気強く迫ったり

 

とうとう、

帝の御簾を押し開けて

闖入しようとしたり

 

道隆は

どんなに

焦っていたのか

 

それを思うと

胸にこたえました

 

 

 

道隆は

家族思いの

優しい父親で

 

伊周も定子も隆家も

アットホームな

雰囲気の中で

育ちました

 

兼家一家の長男として

弟妹をも大切にしたし

 

なにより

妻を大切にした

夫でもありました

 

 

父親の兼家が

冷飯を

食っていたために

 

内親王や女王に

婿入りするような

ありがたい話は

湧いて

来なかったので

 

道隆が選んだのは

宮中女官だった

高内侍こと高階貴子

 

もちろん

結婚相手が

彼女だけだったわけでは

ありませんが

 

貴子を嫡妻として

厚遇したようです

 

高階貴子の父親の

高階成忠も

従二位にまで

引き上げられ

高二位(こうのにい)

と称されました

 

17回では

伊周を内覧にと

急に政治家に

なったみたいな

定子さまでしたけれど

 

あの時

先例を調べ上げて

目の色変えて

奔走していたのは

 

本当は

高二位こと

高階成忠

あたりでしょうね

 

ドラマには

一切

出て来なかったので

誰????

と思われるかも

しれませんが

 

あの当時は

婿取り婚なので

妻の実家の影響は

今思うより

相当濃いはず

 

高階成忠は

この頃にはもう

出家していますけれど

 

僧なら僧で

呪詛やらに加担してたり

なかなかに

食わせ物かも

しれませんねぇ

 

 

 

 

 

 

 

【光る君へ】第17回「うつろい」回想 『荘子』に学び、“現実”を物語の力で乗り越え始めるまひろ 「百人一首」にはドラマのキャストがずらり!

 

なんだかまあ

この回の

まひろさんは

脇役っぽいなあ

 

だって、あの方

世の趨勢とは

距離がありますものね

 

仕方ないか

 

 

一方、清少納言は

斉信と

いい仲になったか

 

あの二人

現実でもあんな感じ

だったんじゃ

ないかしらって

思ってしまいました

 

それにしても

はんにゃの斉信も

ロバートの実資も

いい味出してますよねぇ

 

 

 

 

 

前にも

書きましたけれど

 

道隆ってね

枕草子ファンにとって

冗談好きな

陽気なおじさま

って

イメージなんです

 

だから

 

井浦新は

違うんじゃないか?

 

って

キャスティング

された時から

思っていたんです

 

暗い影背負って

いつまでもしつこく

昔演じた

崇徳院を

引き摺って歩いていて

 

嫌な

予感がしていました

的中ですね

 

でも

大石静氏は

道隆にこういう

イメージを

描いたんでしょう

 

私は

同意しかねますけども

 

 

 

余談ですが

 

帝が

殿上の間を

覗いて見ていましたが

あれは

櫛形の窓というものです

 

 

 

https://www.kunaicho.go.jp/event/kyotogosho/pdf/shiori9.pdf

こちら大きな写真で

見やすいです

 

 

 

 

 

あとね

伊周が前太政大臣の

三の君(光子)に

通ってるって

フラグが立っていました

 

ここ、大事です

二週間後

テストに出ます

 

でも

私が驚いたのは

別の意味で

 

三の君の

光子という名前です

 

ってことは、

高階光子は出さない

ということかな?

 

いやはや

本当に高階家は

とことん

無視ですか

 

まあもっとも

あれも道長側の

でっち上げかも

しれないから

描きにくいか