地域色 | 意外すぎる聖書のおはなし

意外すぎる聖書のおはなし

聖書ってそんな話だったの?イメージと違っていた意外なストーリー展開にびっくりしたことを書いてます。

イエスキリストはガリラヤのナザレで育ったと

 

聖書にあるけど、

 

ガリラヤってどんな地域だったの!?

 

 

 

ガリラヤはイスラエルの北に位置していて

 

ガリラヤ湖があります。

 

イエスの弟子のペテロ、アンデレや

 

ヤコブ、ヨハネが漁をしていた様子が

 

新約聖書に描かれてます。

 

 

 

漁師で生計を立てる人たちもいたようですが

 

全体的には農民が多かったようです。

 

農民の中には、生計が立ち行かなくなると

 

土地を売って小作になる人たちもいたり

 

日雇い労働をして家計の足しにする人々もいたんだとか。

 

 

 

 

イエスが語った喩え話は

 

ぶどう園の話とか

 

農夫の話とか

 

農業関係の喩え話が結構ありますが

 

当時の世の中の事情を反映したものだったようです。

 

 

当時の人たちに実感が湧きやすいように

 

わかりやすく伝えてたんですね。

 

 

 

歴史的に見ればガリラヤは

 

紀元前722年に北イスラエルが滅びてから

 

多くの外国人が住むようになった土地でもあり

 

ハスモン王朝がガリラヤを奪還するまで

 

600年ほどは外国人の割合が多かった地域。

 

文字通り「異邦人のガリラヤ」だった時期があり、

 

エルサレムのような中心地から見れば辺境の地。

 

当時、偏見の目で見られていた地域だったようです。

 

 

 

 

ところで、ガリラヤはパリサイ派の人々が多く活動していました。

 

聖書には、パリサイ派の人々がイエスの行うことに対して

 

律法に反していると怪しむ様子が描かれてますが

 

パリサイ人がはるばる遠くから文句を言いに来たわけじゃなくて

 

同じ場所で活動していたから、

 

よけいに目につく事が多かったんでしょうか。

 

 

 

 

もう一つ、

 

ガリラヤでは熱心党が活動していたようです。

 

熱心党は神の国の実現のためには手段を択ばない政治的宗教集団。

 

異民族の支配から脱しようと、抵抗運動をしていました。

 

 

 

いろんな事情を見てみると

 

ガリラヤはただの辺境の地ではなく

 

治安的に緊迫する状況もあったのでは・・・

 

 

 

ガリラヤはエルサレムから遠いから

 

のんびりした田舎なのかなあ、って単純に思ってたけど

 

いろいろあったみたいです。