一条 誠志郎の
本日の天文と暦と誕生石の解説

西暦2021年(和暦令和3年)
1月7日 木曜日
(旧暦:西暦 貳阡廿年 霜月 廿肆日)

━━天文━━━━━━━━━━━

東京
日の出 6:51
日南中 11:47
日の入 16:44
月の出 0:06
月南中 6:06
月の入 11:58

━━暦━━━━━━━━━━━━

干支:乙卯
五行:比和
九星:九紫
六曜:仏滅

━━中段━━━━━━━━━━━

七十二候:芹乃栄(せり すなわち さかう)
十二直:満(みつ)
二十八宿:井(せい)

━━下段(選日・暦注など)━━━━

◯吉日
一粒万倍日
神吉日
●凶日
八専

━━━その他━━━━━━━━━

人日(五節句)

━━旅行・結婚・引越など━━━

旅行★★★
結婚☆★★
引越★★★

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暦解説

▣天文(てんもん)
10時10分
月が赤道通過、南半球へ
◉太陽星座(たいようせいざ)
♑TheGoat(ゴート)
Capricorn(カプリコーン=山羊座)
Aigokeros(アイゴケロス=磨羯宮)
◎月齢(げつれい)
正午月齢 23.4
🌘二十三夜(にじゅうさんや)
(23日目)
◎月星座(つきせいざ)
♎ TheBalance(バランス)
Libra(リブラ=天秤座)
Zygos(ジュゴス=天秤宮)
↓17:53
♏ TheScorpion(スコーピオン)
Scorpio(スコ-ピオ=蠍座)
Skorpios(スコルピオス=天蠍宮)
◎VT(VoidTime=ヴォイドタイム)
ヴォイドタイムとは西洋占星術に基づいたもので、惑星が他の星とアスペクト(0度,60度,90度,120度,180度など意味のある角度)を最後に作ってから、その後、どの惑星ともアスペクトを作らず、次の星座に入るまでの時間の事で、月の働きが弱まり影響力が無効化される時間帯と云われていて、重要な決定事項は避けた方が良いと言われています。
※この時間帯には願い事は避けましょう。
14:54→17:53

▣干支(えと)
十干(じゅっかん:甲·乙·丙·丁·戊·己·庚·辛·壬·癸)と十二支(じゅうにし:子·丑·寅·卯·辰·巳·午·未·申·酉·戌·亥)の組み合わせから成り、60種類を1周期とする数詞で、暦を始めとして時間や方位など、事柄の順序に用いられています。
◉歳干支
○庚午(こうご/かのえうま)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で7番目の干支で60日に一度巡って来ます。
◉月干支
◎己丑(きちゅう/つちのとうし)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で26番目の干支で60日に一度巡って来ます。
◎日干支
◎乙卯(いつぼう/きのとう)
乙卯は十干と十二支の60種類の組み合わせの中で52番目の干支です。
十干は「乙(おつ/きのと)」で木の弟(きのと)つまり『木の陰』の事で、十二支は「卯(ぼう/う)=兎(ウサギ)」で『陰の木』の性質の為、干支の五行は同じ性質の組み合わせの関係性の為、「比和」です。
◆五行(ごぎょう)
*木行比和(もくぎょうひわ)
◎比和(ひわ)
同じ性質の組み合わせの為、良くも悪くも勢いを増す日です。

▣九星(きゅうせい)
五行からなる方位術です。
本命星(あなたの九星)は生まれた年で決まっていますので、自身の本命星と今日の九星の相性を見てみましょう。
◉歳家九星
七赤金星(しちせききんせい)
本年は、七赤が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :七赤金星
酉(東) :五黄土星
坤(南東):六白金星
午(南) :二黒土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :九紫火星
艮(北西):八白土星
子(北) :三碧木星
乾(北東):一白水星
*兌/酉/西
[歳破]午(南)
◉月家九星
☆六白金星(ろっぱくきんせい)
今月は、六白が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :六白金星
酉(東) :四緑木星
坤(南東):五黄土星
午(南) :一白水星
巽(南西):三碧木星
卯(西) :八白土星
艮(北西):七赤金星
子(北) :二黒土星
乾(北東):九紫火星
*乾(戌亥)/西北
[月破]未(南南西)
◯日家九星
☆九紫火星(きゅうしかせい)
本日は、九紫が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :九紫火星
酉(東) :七赤金星
坤(南東):八白土星
午(南) :四緑木星
巽(南西):六白金星
卯(西) :二黒土星
艮(北西):一白水星
子(北) :五黄土星
乾(北東):三碧木星
*離/午/南
[日破]酉(西)
○相生(そうじょう)
二黒土星(火生土)
三碧木星(木生火)
四緑木星(木生火)
五黄土星(火生土)
八白土星(火生土)
五行の組み合わせが自然の流れに沿っている為、相生は物事が順調に進むとされています。
●相剋(そうこく)
一白水星(水剋火)
六白金星(火剋金)
七赤金星(火剋金)
五行の組み合わせが相反しており、物事が順調に進まないとされています。
◎比和(ひわ)
九紫火星(火行比和)
同じ性質の組み合わせの為、良くも悪くも勢いを増す日です。

▣六曜(ろくよう)
六耀とも書き、葬式や結婚式などの冠婚葬祭の儀式をする日取りを決めるのに使われます。
*旧暦五月(皐月:さつき)と旧暦十一月(霜月:しもつき)の朔日(ついたち)からは「大安」から、大安→赤口→先勝→友引→先負→仏滅→大安の順に廻ります。
●仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅する様な最悪の日」という意味です。六曜の中では大凶日に当たり、何事も上手く行かない事から、結婚式などは避ける事が多い日です。
何事も忌む凶日。
開店は特に凶。
この日に病めば長引く。
*葬式・法事は良い
*特に婚礼を避ける
*終日全てに凶

━━中段━━━━━━━━━━━
暦の中段は、江戸時代にあった『かな暦』の中段に記され日々の吉凶を占った事から、今日も略して中段と呼ばれ、用いられています。

▣七十二候(しちじゅうにこう)
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間の事です。
小寒 初候
芹乃栄(せり すなわち さかう)

▣十二直(じゅうにちょく)
暦の中段に記載されている建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉の事で、その日の吉凶を判断します。
十二直の「直」は「当たる」という意味で、昔は一番重要視されていました。
◎満(みつ)
万事万物が満たされる日の意味で吉日とされています。天帝の倉に宝が満ちるゆえ、建築、婚礼、引越しなど、新しい事を始めるには吉日で、万事に吉です。但し土を動かしたり、服薬は凶です。
*大吉

▣二十八宿(にじゅうはっしゅく)
暦の中段に記載されている日々の吉凶等を判断をする二十八舎とも呼ばれる天球の天の赤道を青龍(東)白虎(西)朱雀(南)玄武(北)の4分割し、更に7分割した合計28のエリア(星宿)に不均等分割したもので、その区分の基準となった天の赤道付近の星座(中国では星官・天官と呼びます)の事を指します。
因みに、28区分は、月の任意の恒星に対する公転周期である恒星月の27.32日に由来すると考えられ、1ヶ月間に1日に1つの宿を通過すると仮定しています。
△南方・朱雀(すざく)
○井宿(せいしゅく)
【ちちりぼし】
☆距星:双子座μ星
神仏詣り、動土や普請建築に吉です。

━━━下段(選日・暦注など)━━━
暦注は、旧暦の暦に記載された様々な事柄の総称で、暦は元々、年月日の全てが十干と十二支の組み合わせが基本でした。
◯吉日
○一粒万倍日
(いちりゅうまんばいにち)
一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味で、結婚、引越しには吉日。また、何かを始めるにはとても良い日です。但し、お金を借りたりする事は凶です。
○神吉日(かみよしにち)
干支を基にして設定され、神社の参拝や祖先を祀る事などの神事に関する事は吉とされる日です。
●凶日
●八専(はっせん)
日の干支を基にしていて、選日の一つで、日の干支が甲子の日から癸亥まである十干十二支の中の49番目の「癸子」から60番目の「癸亥」の12日間で、干と支の性質が同じ組み合わせが多く、1年に6回あります。
気が傾きつり合いが取れず、順調に進まないという凶日で、雨の日が多く仏事などを忌む。
干と支が共に同じ五行となるものが壬子(水)・甲寅(木)・乙卯(木)・丁巳(火)・己未(土)・庚申(金)・辛酉(金)・癸亥(水)と8つある為、八専と称されています。

━━━その他━━━━━━━━━
人日(五節句)
五節句の一つで、1月7日。
七草粥を食べる事から七草の節句とも呼ばれます。

━━誕生石━━━━━━━━━━
◎1月7日の誕生石
△KarusentinAmmolite
(カルセンティン・アンモライト:虹色菊石:にじいろきくいし)
▽宝石言葉:「過去の思い出」
▲『アンモライト』は、琥珀や真珠などと同じく生物活動によって作り出された生物起源の宝石の一つで、6~7億年前の古生代シルル紀末期(若しくは、デボン紀中期)~中生代、白亜紀末迄の、およそ3億5千万年前後の間を、熱帯の海洋に広く分布し繁栄した、平らな巻き貝の形をした殻を持った、軟体頭足類、つまり鮹(タコ)や烏賊(イカ)の様な生物で、中生代の終わりに恐竜などと共に絶滅した[※現存する動物では鸚鵡貝(オウムガイ)が最も近い]古代生物『Ammonite(アンモナイト=アンモン貝)』の化石です。
1979年に発見された、アメリカ合衆国とカナダのロッキー山脈の東斜面にのみ産出する化石で、殻の真珠層を構成する成分である「炭酸カルシウム(CaCO3)」の結晶である「Aragonite(アラゴナイト=霰石:あられいし)」が、地中内で、熱や圧力による影響を受けて、赤と緑のオパール状のIridescence(イリデッセンス=玉虫色の遊色効果)を持った宝石で、世界宝石連盟が、1981年に公式に宝石として認定し、2004年にはアルバータ州の宝石に定められ、世界で最も希少な宝石のひとつとされ、「宝石アンモナイト」と呼ばれる事もあります。
「オパール化したアンモナイト」と表現される場合がありますが、「Opal(オパール=蛋白石)」は、非晶質(潜晶質)の「Silica(シリカ=二酸化珪素:SiO2)」であり、この表現は正しくありません。
産地近郊のネイティブアメリカンのカイナー族の言葉では『Aapoak(アーポアク=小さいありふれた石)』と呼ばれたりする事もありますが、『Coalite(コーライト)』としても知られています。
因みに「コーライト」は、アルバータを拠点とする、最初で最大のアンモライト生産会社である、採鉱会社『コーライト社』による商標です。
斜方晶系で、オパール(蛋白石)の様な虹色、特に緑色や赤色が見られます(厳密には全てのスペクトル色が観察される)。
この虹色は、屈折で光を放つ他の多くの宝石と異なり、光の干渉によるもので、アラゴナイト(霰石)の形成する薄い板状の積み重なった微細構造の層からはね返る光で、層厚が厚ければより赤色、緑色となり、層厚が薄ければより青色、藍色となりますが、青色を放つ薄い層が脆い為、赤色と緑色が最もよく見られる色です。
これは新しく切り出された面でも、さほど変わりはありません。
アンモナイトの化石は、通常は、灰色から茶色の頁岩、チョーク質の粘土、石灰岩などの母岩と共に産出しますが、宝石としての価値を高める為には、研磨などの処理が必要となります。
また、アンモライトそのものは非常に薄く、約0.5~0.8mm程度で、凍結破砕作用がよく見られ、風雨に晒されたり、堆積物による圧密を受ける事により、罅(ヒビ)割れが入り、剥片化する事がよくあります。
また、太陽光に長期晒すと退色します。
この罅割れは、「竜の皮」や「ステンドグラス」などと表現される市松模様の外観を呈し、より深部の鉱床から採掘されるアンモライトは完全に滑らかか、漣痕の様な表面を持ち得、時折、保存状態良好の完全なアンモナイト殻の化石が発見されます。
螺旋状の線が形取り、全体的な形は鸚鵡貝(オウムガイ)に似ています。
これらの殻は直径90cmに達し得ますが、通常、虹色のアンモナイト(黄鉄鉱化したものと比較して)は遥かに小さく、殆どの化石化した殻では、それらの霰石が方解石や黄鉄鉱に置換されてしまう為、虹色のアンモライトをより貴重なものにしています。
▼『アンモライト』は、「強い力」と「幸運」が宿ると信じられ、お守りとして強い効力を発揮します。