暦は、月や太陽などの星の動きから種蒔きや刈り入れなどの季節を知る為のものだけでなく、五行(木・火・土・金・水)や十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を用いる事で、祝祭や葬儀などの儀式をする為の日取りや大事な事を行う為の指標として吉凶を見る為に使われて来ました。
「今日はお日柄が良い(悪い)」と言うのは、この暦の吉凶を指しています。
さて今日のお日柄は…

◎西暦2020年令和2年閏年
◇今年の干支(えと/かんし)
干支は、一般的に十二支(じゅうにし:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を指して呼びますが、正式には十干(じゅっかん:甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支の組み合わせの事で、全部で60種類あります。
因みに、生まれ年の干支が一巡して同じ干支に還るのが60年後なので、同じ干支に還った祝いが60歳の還暦という訳です。
○*庚子(こうし/かのえね)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で37番目の干支で60日に一度巡って来ます。
庚子の十干は『庚(こう/かのえ)=金の兄(かのえ)』で『金の陽』、十二支は『子(し/ね)=鼠(ネズミ)』で『陽の水』の性質の為、干と支の五行の組合わせは『金→水(金生水)』の関係性の為、干支の五行の相性は『相生』です。
◆五行(ごぎょう)
*金生水(きんしょうすい)
鉱物(金属)は腐蝕して溶融すれば水(液体)に帰る為、金は木に勝つ
○相生(そうじょう)
干支の組み合わせが自然の流れに沿っている為、相生は物事が順調に進むとされています。
◇今年の九星(きゅうせい)
九星は、五行からなる方位術で、五行(木・火・土・金・水)と白・黒・碧・緑・黄・赤・紫の七色を組み合わせたものが九星です。
九星の星回りには、一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星があります。
☆七赤金星(しちせききんせい)
今年は、七赤が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央   :七赤金星
酉(東) :五黄土星
坤(南東):六白金星
午(南) :二黒土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :九紫火星
艮(北西):八白土星
子(北) :三碧木星
乾(北東):一白水星
*兌/酉/西
[歳破]午(南)
◎今月の暦
旧暦8月
葉月(はづき/はつき)
木々の葉落ち月(はおちづき)の意味
◇今月の干支
●*乙酉(いつゆう/きのととり)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で22番目の干支で60日に一度巡って来ます。
乙酉の十干は、『乙(おつ/きのと)=木の弟(きのと)』で『木の陰』、十二支は『酉(ゆう/とり)=鶏(ニワトリ)』で『陰の金』の性質の為、干と支の五行の組合わせは『金→木(金剋木)』の関係性の為、干支の五行の相性は『相剋』です。
◆五行(ごぎょう)
*金剋木(きんこくもく)
金属の斧や刃物は大樹も伐り倒すので、金は木に勝つ●相剋(そうこく)
干支の組み合わせが相反しており、物事が順調に進まないとされています。
◇今月の九星
☆一白水星(いっぱくすいせい)
今月は、一白が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央   :一白水星
酉(東) :三碧木星
坤(南東):七赤金星
午(南) :五黄土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :八白土星
艮(北西):九紫火星
子(北) :六白金星
乾(北東):二黒土星
*坎/子/北
[月破]卯(東)

◎本日の暦
西暦2020年令和2年
10月3日(土曜日)
【旧暦:葉月拾漆日】
干支:己卯
九星:六白
六曜:赤口
――㊥※中段―――――――――
十二直:破(やぶる)
二十八宿:女(じょ)
――㊦※下段(暦注など)―――
○吉日:一粒万倍日
:神吉日:大明日:天恩日
*東京都
日の出 5:37
日南中 11:30
日の入 17:22
月の出 18:20
月南中 0:08
月の入 6:28

◎本日の暦の解説
◇天文(てんもん)
☆太陽星座(たいようせいざ)
現在、太陽が滞在している位置に在る星座宮の事で、太陽が天球を周回する時間は約1年間で、1つの星座には約1ヶ月滞在します。
因みに一般的に「○○座生まれ」と言う言い方は、生まれた時の太陽星座の事を指しています。
*♎ TheBalance(バランス)
Libra(リブラ=天秤座)
Zygos(ジュゴス=天秤宮)
★月齢と月の異名
◎正午月齢 15.7
🌖十六夜(いざよい)
不知夜月(いざよいづき)
既望(きぼう)
(16日目)
★月星座
現在、月が滞在している位置に在る星座宮の事で、月が天球を周回する時間は約29日間で、1つの星座に約2日半滞在します。
*♈ TheRam(ラム)
Aries(アリエス=牡羊座)
Krios(クリオス=白羊宮)
牡羊座は、FireElement(ファイア・エレメント=火の元素)に属し、直感や行動力、勝負を司る火星をRuler(ルーラー=支配星)に持つ事から、本能や闘争心、競争とも結びつきます。
牡羊座の月は、何かの始まりや新しいものを意味します。短期集中型なので長期間でコツコツと努力する願い事には向いていません。
*VT(VoidTime=ヴォイドタイム)
ヴォイドタイムとは西洋占星術に基づいたもので、惑星が他の星とアスペクト(0度,60度,90度,120度,180度など意味のある角度)を最後に作ってから、その後、どの惑星ともアスペクトを作らず、次の星座に入るまでの時間の事で、月の働きが弱まり影響力が無効化される時間帯と云われていて、重要な決定事項は避けた方が良いと言われています。
※この時間帯には願い事は避けましょう。
14:48➡
◇干支(えと)
●*己卯(きぼう/つちのとう)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で16番目の干支で60日に一度巡って来ます。
己卯の十干は、『己(き/つちのと)=土の弟(つちのと)』で『土の陰』、十二支は『卯(ぼう/う)=兎(ウサギ)』で『陰の木』の性質の為、干と支の五行の組合わせは『木→土(木剋土)』の関係性の為、干支の五行の相性は『相剋』です。
◆五行(ごぎょう)
*木剋土(もっこくど)
どんなに固い大地でも木はそれを押しのけて伸びていくので、木は土に勝つ
●相剋(そうこく)
干支の組み合わせが相反しており、物事が順調に進まない日とされています。
◇九星(きゅうせい)
五行からなる方位術です。
本命星(あなたの九星)は生まれた年で決まっていますので、自身の本命星と今日の九星の相性を見てみましょう。
◇六曜(ろくよう)
六曜(ろくよう)は六耀とも書き、葬式や結婚式などの冠婚葬祭の儀式をする日取りを決めるのに使われます。
*旧暦二月(如月:きさらぎ)と旧暦八月(葉月:はづき)の朔日(ついたち)からは「友引」から、友引→先負→仏滅→大安→赤口→先勝→友引の順に廻ります。
●赤口(しゃっこう)
赤口とは羅刹神(らせつしん)と呼ばれる悩みを撒き散らす恐ろしい鬼の事で、赤舌日(しゃくぜつにち)とも言われ、「火の元に気をつけろ」という意味があります。何事をするにも悪い日で、特に祝い事や訴訟、契約などは大凶で、朝夕は凶ですが、正午のみ吉です。
*祝い事に悪い
*朝・夕:凶
*正午:吉
㊥※中段―――――――――――
◆十二直(じゅうにちょく)
暦の中段に記載されている建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉の事で、その日の吉凶を判断します。
十二直の「直」は「当たる」という意味で、昔は一番重要視されていました。
●破(やぶる)
打ち破ることに良いゆえ、出陣、狩猟、服薬、物事を突破する意味で訴訟や交渉事などに吉ですが、結婚などの祝い事や契約は凶です。
*大凶
◆二十八宿(にじゅうはっしゅく)
暦の中段に記載されている日々の吉凶等を判断をする二十八舎とも呼ばれる天球の天の赤道を青龍(東)白虎(西)朱雀(南)玄武(北)の4分割し、更に7分割した合計28のエリア(星宿)に不均等分割したもので、その区分の基準となった天の赤道付近の星座(中国では星官・天官と呼びます)の事を指します。
因みに、28区分は、月の任意の恒星に対する公転周期である恒星月の27.32日に由来すると考えられ、1ヶ月間に1日に1つの宿を通過すると仮定しています。
▲北方・玄武(げんぶ)
○女宿(じょしゅく)
【うるきぼし】
☆距星:アルバリ(水瓶座ε星)
稽古始めには吉。結婚には凶です。
㊦※下段―――――――――――
◇暦注(れきちゅう)
暦注とは全ての人に関わる、その日の暦の吉凶の事です。
「今日はお日柄が良い(悪い)」と言うのは、正にこの暦注から来ています。
雑注とも呼ばれ、その殆んどは、十干十二支の組合せによって、その日の吉凶を占うものです。
◆選日(せんじつ)
○吉日
○一粒万倍日
(いちりゅうまんばいにち)
一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味で、結婚、引越しには吉日。また、何かを始めるにはとても良い日です。但し、お金を借りたりする事は凶です。
○神吉日(かみよしにち)
干支を基にして設定され、神社の参拝や祖先を祀る事などの神事に関する事は吉とされる日です。
○大明日(だいみょうにち)
隅々まで太陽が照らす吉日。結婚、旅行、引越しなどは吉、新しい事を始めるにも良い日です。
○天恩日(てんおんにち)
天恩のある日で吉事に用いて大吉です。結婚、旅行、引越し、いずれも良い日とされます。但し、凶事に用いてはならない日です。
◇旅行・結婚・引越
旅行★★★
結婚★★★
引越★★★

◆10月3日の誕生石
△BrownDiamond
(ブラウン・ダイヤモンド)
▽宝石言葉:「永遠の絆・不屈」
▲『Diamond(ダイヤモンド=金剛石)』には、幾つかの色調があり、天然の『ColorDiamond(カラー・ダイヤモンド=色付き金剛石)』の多くは、含まれる「Nitrogen(ニトロゲン=窒素:N2)」原子の割合とその周囲の「Carbon(カーボン=炭素:C)」原子の 組み合わせで色が決まります。
宝石の王者に君臨する「ダイヤモンド」の中でも、琥珀色に輝くダイヤモンドを『ブラウン・ダイヤモンド』と呼びます。
「ブラウン・ダイヤモンド」は、茶色と認識の出来る色調ですが、この色の薄い色味のものは『ChampagneColorBrownDiamond(シャンパンカラー・ブラウン・ダイヤモンド)』などと呼ばれ、人気があります。
これらの色のダイヤモンドは、昔は、相手にされていなかったのですが、現在では人気のあるカラー・ダイヤモンドです。
主な産出国は、南アフリカなどで、茶色の濃いものは『CognacDiamond(コニャック・ダイヤモンド)』、薄い色のものは『ChampagneGoldDiamond(シャンパンゴールド・ダイヤモンド)』とも呼ばれています。
▼ダイヤモンドには大きな何にも勝る不屈のパワーがあるとされ、持ち主の心を強くし、立ち向かう勇気と人生に於いての勝利を勝ち取る為にサポートしてくれると云われています。
また、不運や邪気を追い払い、最高の守り石として語り継がれています。
また、変わらない強さ、変わらない愛、そして清らかな関係で人と人を繋ぐと云われています。
『ブラウン・ダイヤモンド』は、落ち着きの中にもダイヤモンドとしてのの気品のあるジュエリーで、地球のエネルギーを持つ石として、陽のパワーを齎(もたら)す為、エネルギーは更に高められ、自分の存在を強くアピールしたい時や、困難に直面した時などに持つ人に活力を与えてくれると云われるパワーストーンです。
因みに、「シャンパンゴールド」は、金運を高める効果が拡充されると云われています。