先日、私の所属する
不妊カウンセリング学会主催の
「不妊鍼灸の学術研修会」と
「不妊・婦人科トラブルの学会」に
参加してきました。
前回はまず
「不妊鍼灸の学術研修会について」
ご報告させていただきました。
が、、、
「医療施設がどのように妊活中の女性を
サポートしているのか？」
こちらの発表もとても勉強になったので、
お話を書いていたら、
なかなかの長さになってしまいました・・・^_^;
そこで、
今回こそ、「不妊鍼灸について」を
メインに書きたいと思います！
不妊鍼灸がどういった目的で
行われているのかを
あなたに知っていただけたら幸いです。
テーマは、
「不妊チーム医療と鍼灸の役割」
でした。
不妊鍼灸は当院でも妊活鍼灸として
取り組んでいます。
鍼灸は「経験医療」と言われ、
「代々受け継がれてきたもの」、
「時代を経て淘汰されずに
残っているもの」を大切にします。
つまり
「2000年以上前から受け継がれてきた
効果実証済みの施術法」
ということになります。
しかしながら、
今回はそこに科学的な視点を持って、
臨床と研究に取り組まれている先生方の
鍼灸施術を学びに行きました。
「不妊鍼灸において有益な施術法はこれです。」
と、数値データを取って結果の出ている施術を、
不妊に困っている方々のために世に広めたい！
という先生方の施術になります。
当日のご講演・発表は、
先生方の並々ならぬ熱意を感じました。
もちろん私も元々取り入れているものもありましたが、
しっかりと施術法の根拠・裏付けも聞けたことは、
当院の妊活鍼灸において、とてもプラスになりました。
発表してくださった先生方に感謝です。
内容は下記の通りでした。
●「男性不妊に対する鍼灸治療」
不妊症の原因の約半分は男性
にある。昨今ではこれが当たり前
になっています。
そこで男性の精子の質を改善する
ための鍼灸治療の症例が発表
されました。
不妊鍼灸は男性にも必要な時代と
なりました。
ツボとしては足五里や中リョウが有効。
※治療をお考えの方はお近くの専門家、
もしくは当院にご相談ください
●「妊娠しやすい体作りを目的とした不妊鍼灸」
「子宮内膜環境を整えることを目的とした移植前後の鍼灸サポート」
妊活中や、体外受精における胚移植時に
子宮内膜の十分な厚みを出すためのサポート
のための鍼灸があります。
有効なのは主に2つ、
卵巣の血流促進を目的とした「陰部神経刺激」
子宮の血流促進を目的とした「仙骨骨膜刺激」
になります。
※治療をお考えの方はお近くの専門家、
もしくは当院にご相談ください
その他のツボも利用することで、
・「骨盤内の血流増加による子宮内膜・卵巣周囲の血流改善」
・「交感神経の抑制（副交感神経の活性化）による心理状態の安定化を図り、ストレスを軽減させリラックスする」
・「全身の血流促進による冷えや疲労などの体質改善」
上記のような効果が期待されます。
長くなってしまいましたが、
不妊鍼灸がどういった目的で
行われているのか知っていただけたら幸いです。
大変有意義な研修会でした。
これらの学んだことを不妊で困っている方々の
ために活かしていきたいです。
では実際ご本人は、
「妊活中、何をすれば良いの？」
それも当院HPのブログにて
公開していきたいと思います。
不妊鍼灸の学術研修会の
翌日と翌々日に開催された
不妊カウンセリング学会（不妊・婦人科トラブルの学会）
にも参加して、それを学んできました。
こちらでは、
妊活に必要なことや、婦人科トラブルについて、
お医者さん、看護師さん、胚培養士さん、
臨床心理士さん、医療コーディネーターさん達と
一緒に詳細に学ぶことができます。
とても貴重な学会になります。
大変長くなりましたので、今度こそ今日はここまでにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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