鍼灸を扱う上で学ばなければならない東洋医学。
東洋医学の用語は漢字が多いです。
と言うよりも、漢字だけです。
その中には自然界の言葉がたくさん入っています。
東洋医学用語~自然①のつづきです
(風邪、暑・火邪、湿邪、燥邪、寒邪)六淫という言葉があります。
これらがいわゆる「邪が入る・邪に当たる」と言われているものたちです。
これは鍼灸のルーツである中国の温度や降水量が変化の大きい大陸性気候のため、自然が人体に与える影響が大変大きいところから来ていると言われています。
中国のある地域では「朝は毛皮のコート、昼は半袖(はんそで)」といわれるぐらい1日の気温変化がはげしいそうです。外界の異常は時として身体に異常を引き起こし、病の原因となります。
日本では四季の中で比較的緩やかに気候が変化していきますが、最近では急激に変化する日もありますよね。そんな日はやはり「邪」に要注意です。
自然と共にあり、大きく原因を診る、これが東洋医学の基本です。
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