こんにちは。薬剤師の塩野です。
9月に入り、暦の上では秋ですがまだまだ暑い日が続きますね
今回はそんな、まだ暑さが残るこの季節にぴったりの薬膳レシピを紹介します
まずはこちら、
かえりいりことニラの油ぞうめんです
こちらは奄美大島の郷土料理を簡単にアレンジしたもので、寒暖差が大きく血流循環が悪い時はニラなどの身体を温める食材がおすすめです。
材料(2人分)
そうめん・・・2束(200g)
かえりいりこ(小さめのいりこ) 20g
→普通のいりこの場合は腹わたと頭を取り除く
ニラ・・・・40g
→3cm幅に切る。
油・・・・・大さじ3
水・・・・・180cc
塩・・・・・2つまみ
白ごま・・・適量
作り方
①そうめんを表示時間の半分の時間茹で(2分表示なら1分)流水で洗い水気を切る。
②フライパンに油、いりこを入れて炒める。 (中火)
③カリっとして香りがしたら、①のそうめん、ニラ、水、塩を加えて油と水を乳化させるように手早く混ぜる。器に盛りつけ白ごまをかける。
次は
きのこソテーです。
舞茸はきのこの中でも疲れている時にオススメです。
材料(作りやすい分量)
椎茸・・・・・5個(80g)
→軸をとり5㎝くらいの厚みに切る。
舞茸・・・・・100g
→小房に分ける
にんにく・・・スライス2枚
水・・・・・・大さじ2
塩・・・・・・ひとつまみ
バター・・・・10g
醤油・・・・・少々
ブラックペッパー・・・少々
作り方
①フライパンに椎茸、舞茸を入れ、その上にニンニクをのせ、水を加え、強めの中火にかけて蓋をして3分加熱。
②蓋を外して、押し付けるように焼き、水分を飛ばしてから塩、バター、醤油を加えて全体に絡める。盛り付けてからお好みでブラックペッパーを振りかける。
気を補う食薬の五気
温性・・・もち米、米麹、納豆、鶏肉、かぶ、南瓜、いわし、鮭、さば、穴子、なつめ
微温・・・舞茸、平茸
平性・・・うるち米、豚肉、牛肉、さつまいも、じゃがいも、山芋、枝豆、かつお、椎茸、キクラゲ、なめこ
涼性・・・しめじ、アボガド
食薬には「五気」という身体を温めたり、冷やしたりするものがあります。
夏の終わりから秋にかけては、季節の変わり目としては比較的穏やかなのかもしれません。
しかし、昨今の夏の暑さを考えるとこの暑さと気温の変化に対応できる食養生が大事になってきますね。