皆様、こんにちは。
誠心堂薬局船橋店の本田です。
梅雨に入りまして雨の日が続いたり、気温の上がらない日があったりで、体調管理の難しい時季ですね。(先日、船橋市では短時間ではありましたが、店舗前でも雹が降りました)
湿邪は身体に入ってくると、下半身や頭が重く感じたりすることがあります。外因(湿邪、暑邪等)と内因(ストレス、食事、睡眠等)の両方に👀を向けて、少しでも快適にお過ごしください
本日は中医学で “内臓の鏡”と言われている皮膚のお悩みに対する誠心堂での考えをお話ししたいと思います。
西洋医学における皮膚疾患の治療は、炎症のコントロールが主体となる治療です。近年、こういった対症療法と漢方薬や鍼灸といった体質改善策を組み合わせた方法が注目されています。
皮膚の働きは、内臓の機能やバランスの良し悪しに影響を受けていると考えているからです。漢方や鍼灸を活用し、トラブルの原因となる体質の調整や改善のお手伝いが出来ればと考えております。
誠心堂では皮膚のお悩みに3つのSTEPであたらせていただいております。
- STEP 01
- 痒みや炎症を抑える
- STEP 02
- 皮膚を丈夫にする
- STEP 03
- 環境の変化に順応できる皮膚作り
痒みや炎症を中医学では「熱」と捉えています。タイプ別に対応することで皮膚へのダメージを抑えながら、症状を緩和します。痒みのひどい時には辛い物、香辛料の多い刺激物は避けたいです。また、生もの、冷たい物は内臓を冷やしてしまうので控えることも大切かと思います。
STEP1では鍼灸で直接神経に作用させることも効果的です
痒みや炎症が治まってしまうと誰しも『治った!』と喜んで治療やスキンケアを疎かにしてしまうことを繰り返してしまうという方はいらっしゃいませんか?そんな方にこそSTEP2、STEP3で健康な肌、そして健康な身体を体感していただきたいです。
健康な皮膚の働きは、主に、
①体内から必要物質(水分など)が流出しないように防ぐ
②外界からの異物の侵入を防ぐ
この2つがあり、これらの働きを担っているのが表皮の一番上にある角質層です。
トラブル肌の方は、皮膚のバリア機能の低下等により、外界の異物や刺激による影響を受けやすくなっています。
原因としては
「ターンオーバーの乱れ」「角質層の水分や脂質(セラミドなど)が不足」
があります。
では、漢方ではどのような事を働きかけていくのか・・・
一見するとなぜ?という方向からアプローチさせていくこともあります。
一つの例として、、、脾(胃腸)のケア!!
これは体を邪気から守る『衛気』を強化するためです。
衛気とは、防衛作用に優れ、体を邪気から守る。
温煦作用に優れ、体を温め生理機能を高めます。
衛気は脾で取り入れられた栄養で育つのです。
こちらは一例で、ご体質や生活環境によってアプローチの方向、選ぶ漢方も変わっていきます。
長年悩んでいる、一旦治まってもまた繰り返す、なかなか治らず悩まれている方は、是非ご相談ください。
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