X-MENシリーズ第7作目になるのが今作。
シリーズのキャストが総出演と言っても過言でないほどのX-MENが登場。
そのため、X-MENシリーズ初見ですと、たいして楽しめないのではないかと思います。
舞台は2023年の未来から始まります。
未来は荒廃したディストピア。
元々はミュータントのみを駆除すべき作られたセンチネルという機械が暴走し、ミュータントに協力する人間、さらにはミュータントを産むという理由で人類すらその標的となり、人類滅亡の危機に瀕している。
本当にこのセンチネルは無敵。
勝ち目のないX-MENが選んだのはセンチネルが作られるきっかけとなった50年前にタイムスリップして、阻止するというもの。
まさにターミネーターと同じ設定。
そこで過去に行くことになったのが、ウルバリン。
1973年ではまだアダマンチウムを注入されていないので、ウルバリンの爪は骨のまま。
ミュータントを排除するセンチネルはトラスクという科学者によって計画されていたのですが、当初は相手にされておらず。
しかし、その計画を脅威に感じたミスティークがトラスクを殺害してしまう。皮肉にもその殺害によって、政府はミュータントを脅威であると認識し、計画が実現され、冒頭の2023年の世界へとつながる。
ウルバリンはプロフェッサーとマグニートに手を組ませて、ミスティークのトラスク暗殺を阻止しましょうというお話。
X-MENシリーズに渡って、相反するプロフェッサーとマグニート。思いは同じだが手段が違うため、共にすることが出来なかったその二人。そして、2023年の未来では共に戦っているあたりなど悲しき友情を感じます。
ストーリーのキーパーソンとなるミスティークはハンガーゲームでお馴染みのジェニファー・ローレンスが前作に引き続き演じており、見事な演技でしたね。
私として、今回の見所はクイックシルバーの調理場でアクションシーン。
圧巻の映像でしたね。
音楽との妙にマッチしており、これだけでも映画館に行ってもいいかと。
このシーンで流れていたのがこちらの曲。
JIM CROCEという歌手の「TIME IN A BOTTLE」
ちょうど舞台となっている1973年にヒットしたナンバー。
なぜか耳に残るメロディー。
感想としては、X-MENシリーズをすべて観てきた私にとっては最高の出来だと感じました。
ラストのシーンのウルバリンとプロフェッサーとのやりとりも感動もんです。
だからこそ、冒頭で述べたように今までのストーリーが分からずして観たら、厳しそうですね。
一応過去と現在を行き来するストーリー構成にもかかわらず、一体いつのシーンなのかとこんがらかることもなく、ストレスフリーであったり、本物とCGの区別がつかないほどの映像美は素晴らしいのでそれなりには楽しめそうな気もしますが。
久しぶりに
オススメ度:★★★★★
英語ではありますが、簡単な解説がついた時系列でX-MENシリーズをまとめた動画があったので、復讐がてらに観るのもよいと思います。

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