創傷治癒経過 | 聖心美容クリニック 伊藤哲郎

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こないだボルダリングにて負傷した傷の治療経過のご報告です。
生傷の写真があるので、耐性のない方はここまでで閉じてください。

ボルダリング負傷

治療はいたって簡単で消毒などは一切せず(傷の消毒の効果には医学的根拠はないです)、毎日ハイドロコロイド製剤の張り替えを行うだけです。
治療方針は湿潤療法です。


こんな感じのやわらかいテープみたいのがハイドロコロイドです。
これにより、傷を乾燥させず、余分な浸出液を吸収してくれます。
中心部分がフニャっとしているは、膿がたまっているのではなく、成長因子を含んでいる自分自身の最高の治療液なのです。

乾燥させて、かさぶたにしてしまうのはよくないです。お肌もそうですが、人間の身体はどこも乾燥させていいところなんてありません。

大抵のすり傷は、中心あたりが深くて、まわりは浅いです。今回の傷も中心部あたりは真皮まで到達していたので、辺縁から表皮が再生してくるのを待つ必要があります。

では治療経過ですが、


Day1の写真から湿潤療法を開始。
Day2では上部辺縁の上皮化が進んでいるのがよくわかります。
本日のDay4ではだいぶ表皮で被われてます。
基本的には表皮で被われたら、保護材の被覆は必要なくなります。

あまり需要がないのは分かっていますが、また継続して記録していきますね。






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