簡単に説明すると溶ける糸を皮下にたくさん留置して、その糸が溶ける過程で肌にハリがでて、さらに肌が引き締まってリフトアップ効果もでるというものです。
金の糸の効果が短いバージョンという感じかな。
溶ける糸とはポリジオキサンという手術にて一般的に用いられるものなので、安全性には問題ありません。私の場合はよく腸管の粘膜縫合のときによく使用していました。
針に写真のように糸が通してあり、そのまま皮膚に針を刺します。
そして針を抜くと、糸だけがVの字の形で皮下に残るという仕組みです。
ただ、針を刺せばいいというわけではなく、部位によって挿入する糸の深さも変えたり、うまくアップするように工夫して入れる必要があります。さらにアキュパンクチュアリフトでは美容鍼灸の概念も取り込んで、効果がよりでるように工夫しています。
効果としては施術直後もリフトアップが少し見られますが、本格的に現れるのは2，3週間後からという印象です。通常は顔全体で60本使用します。
片側にすべて針を刺したのちに抜くため、抜く直前はヘルレイザーのピンヘッドハリセンボンのようで壮観ですね。
針は29G、31Gの細い針を使用するので跡が残らないです。例えば点滴をするときが一般的には22Gなのでそれと比べるとても細いです。
針を刺す施術である以上、内出血の可能性はあります。しかしも60本も刺したりしたら、顔がパンパンになってしまうのではと思われるかもしれませんが、案外内出血は少ないですね。
ダウンタイムとしては数日程度なので、とても短いです。
術前後比較ですが、即時効果は弱いのですが、すでに法令線が浅くなり、フェイスラインもすっきりしてますね。
この写真で一番大事なのは腫れがほとんどなく、赤みも少しあるぐらいということです。
これなら翌日からお仕事という患者様にもお勧めできます。
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