こんにちは。
空手スクール勇士會館
長野県支部 佐久/小諸道場の
阿部です。
(道場ホームページは↓)
7/9の東京都大会に向けて、当スクールの出場選手は一生懸命に稽古をしております。
前回記事に登場したR斗と同様、これがデビュー戦となるM緒。
私にもこんな若い時期が確かにあった。
部活にバイトと青春真っ只中の高校二年の女の子です。
時々休む事はありつつも、お疲れのところ稽古に顔を出してくれるのは指導員として大変うれしく、ありがたいもの。感謝!
そんなM緒が一念発起して大会出場を決意!
指導員というよりも同じ空手家として、この決意をした選手達すべてに対し、私は尊敬の念を抱きます。
スポーツでも何でもそうですが、尻込みした時には「当たって砕けろ!」と自分を奮い立たせるものでしょう。
しかし殊、武道や格闘技についてはこの「砕ける」代償が大きい。
語弊を覚悟に申し上げれば武道・格闘技の動作はすべて「破壊行為」に他なりません。
比喩表現ではなく本当に自分が「砕かれる」恐れもあるわけです。
そんな戦いの中で骨太の精神を養っていくのが、空手大会の存在意義と言えます。
私から見たM緒の長所は“真面目で優しい”所ですが、一方で弱点は“弱気”になりやすい所です。趣旨からしても、大会とはこうした生徒達のためにある、と言い切れます。
もちろん出場するからには勝利したいです。
しかし
「勝てなかった=出なければよかった」
では断じてありません。
当日までの一生懸命な練習。
不安と緊張に向き合って練習した日々。
逃げ出さずに試合コートに立った勇気。
どれ一つとっても、負けて失われるものなどありません。ずっと残り続ける。
大会まで二週間あまり。
モチベーションを維持するのはプロですら容易な事ではありません。
ここは道場一丸となって選手を盛り上げていきたい所存です。
おわり