こんにちは。
空手スクール勇士會館
長野県支部 佐久/小諸道場の
阿部です。
(道場ホームページは↓)
9/22(日)
甲信空手道選手権大会を開催致しました。大会主催者として、所感など語っていこうかと思います。
まず私にとって人生2度目となる大会の主催。1度目の教訓があるとは言え、約半年の準備期間は
「何としても前回を超える大会を!」という自縛のせいで、緊張の連続でした。
そして大会を終えた今、緊張の糸がほぐれたかと言えば案外そうでもなく、「次回はどうしようか」と早くも新たな緊張がじわりじわりと滲み出しております。
しかし兎にも角にも、素晴らしい選手たちの姿を拝見させて頂きました。
強さの中に実直と謙虚さとを宿した佇まいは、ご父兄と先生方のご指導の賜物です。
午前の部は全日本選抜と言うことで東京、神奈川から富山、静岡、西は福岡まで、大変遠方から多くの選手が集まりました。
一方午後の部は初級がメインという事で、長野、山梨とその近接県からの出場が殆どを占めました。
実は午後、複数の先生から頂いたお言葉があります。
「この位の規模の大会が
出やすくていいですね」
なるほど!このお言葉を聞いて、私は今後の本大会の果たすべき役割が、少し見えたような気がしました。
道場稽古の延長線上に位置する試合、そんな親しみやすさがあってもいいじゃないか、と。
以前は毎年秋に、極真会館門馬道場の門馬師範が手掛けられる福島県大会にお手伝いに伺っていましたが、その開会式で師範は「この大会を日本一の県大会にする」と仰っていました。
(県…なのに、日本一?)
このある種禅問答のようなお言葉の真意を、私如きが解するものではございません。ですが今なら、私なりにですが少しは噛み締める事ができそうです。
県~地方規模の大会の存在意義、そんなことを考えながら早くも次回に向けて構想中です。
格式と
親しみやすさの
甲信大会
俳句のようになってしまいましたが至って大真面目です。
節目の目標にして貰えるような格式と、「この大会なら出てみよう」「安心して我が子を送り出せる」と思って貰える親しみやすさ。
これらを旨として、また次回も精一杯取り組んで行きたいです。
さて、当館長野県支部の選手たちの試合はといえば…
まぁ戦績は良くありませんでした。ですが確実に強くなってきています!
当道場では初試合の生徒も多く、出てみなければ決して知る事のない「試合ならではの強烈な圧力」を体験できました。これを知った上で、次からの稽古にどう取り組むか?
そして全ての選手は、何よりまずは自分の上を行った相手選手を素直に“尊敬”してほしい。この姿勢なくんば、良質な学びなし、だと思うのです。
また空手は選手個人でなくチームで戦っていくもの。その意気は確かに上がってきております。
ただ、試合不参加の生徒でも会場に駆けつけ応援する、そんな当たり前の習慣が正直まだまだ充分ではありません。今後は普段の稽古の段階から、より道場一丸となって行きたい!
決意を新たに、当館はまた前向きに歩んで参ります!
おわり