今日はおやすみでしたので、ヘルプで難易度の高い手術を執刀しに大学病院へ | 聖心美容クリニック 牧野陽二郎 Blog

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美容外科医/形成外科医/認定専門医/認定指導医
(旧)大学病院形成外科診療部長(施設長)  専門分野である目元・鼻・フェイスリフト・豊胸・脂肪吸引・PRPなどを中心に詳しく解説していきます。 東京・福岡で診察・手術を行なっております。

今日はおやすみでしたが...

大学で超高度で難しい手術があり、ヘルプがあり大学まで手術を執刀しに行ってきました。

 

 

手術の内容は、顔面神経に絡んだ腫瘍の摘出と、一期的(同時)再建。

 

っと、言っても はてなマークはてなマークはてなマーク ですよねあせる

 

 

 

顔面神経が通過する耳下腺内にできた悪性腫瘍に対する手術でした。

 

 

この腫瘍を切除で、顔面神経や顔の組織(筋肉・脂肪・皮膚など)が一緒に切除されてしまいます。

 

 

私が行なったのは、これに対する再建手術でした。

再建: 失われた組織を再構築

 

 

行なったのは、神経移植による顔面神経の再建。

マイクロサージャリーによる神経再建 (顕微鏡下で視野を数倍に拡大し超細い神経を縫合)下差し

 

 

そして、血管柄付き遊離皮弁(前外側大腿皮弁)による顔の再建

これも、マイクロサージャリーによる血管吻合。
 

(臓器移植と同じ原理で移植する組織の血管を、移植される部分の血管と縫い合わせることで大きな組織が生着します。血管が細いぶん(血管の直径3mm程度)、臓器移植よりも大変…ですけど)

 

 

最後にタルミの予防で顔のリフトアップ(ほぼフェイスリフト)を行い手術終了。

 

 

 

神経や顔の再建などの高度な技術やどこに何があるかを正確に把握する解剖学的知識も必要ですが、手術の組み合わせで最終的に綺麗に仕上げる美的センスもとても大切な手術ですね。

 

 

すべての過程が予定通りにいき、とても綺麗な仕上がりでした。

 

 

 

手術を終えて思ったことのひとつ…  

後輩たちの成長にビックリびっくり

 

 

今日はいろいろな意味でいい日でしたキラキラ

 

 

 

 

 

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