「上まぶたの解剖学的な脂肪の構造」について患者様よりご質問頂きましたので回答です | 聖心美容クリニック 牧野陽二郎 Blog

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美容外科医/形成外科医/認定専門医/認定指導医
(旧)大学病院形成外科診療部長(施設長)  専門分野である目元・鼻・フェイスリフト・豊胸・脂肪吸引・PRPなどを中心に詳しく解説していきます。 東京・福岡で診察・手術を行なっております。

患者様より"上まぶたの解剖学的な脂肪の構造"をご質問を頂きましたので回答です。

 

側面から見るとこのようになっています。

直筆ですので、鼻根筋・皺鼻筋などは省略しています。

 

 

これを正面から見ると...

このように眼輪筋下に"目を囲む"ようにROOF(眼輪筋後脂肪体)があります。

また、眼輪筋の頬側の周辺部にはSOOF(眼輪筋下脂肪体)があります。

 

      グラフィックスフェイス臨床解剖図譜から引用

 

そしてさらにこの脂肪層の下に眼窩隔膜があります。

眼窩隔膜は結合織性の薄い層からなります。

その深部に眼窩脂肪があります。

これは"上・下"で分かれています。

上眼瞼部では2つの脂肪区画が分別でき、下眼瞼部では3つの脂肪区画が分別できます。

 

以上が解剖学的な構造でした。

 

 

"目の下のたるみ"はこの下の眼窩脂肪が突出して生じるんです。

 

「目の下のたるみ 術式のまとめ」を、後ほどブログにさせて頂きます。

 

 

 

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