患者様より"上まぶたの解剖学的な脂肪の構造"をご質問を頂きましたので回答です。
側面から見るとこのようになっています。
直筆ですので、鼻根筋・皺鼻筋などは省略しています。
これを正面から見ると...
このように眼輪筋下に"目を囲む"ようにROOF(眼輪筋後脂肪体)があります。
また、眼輪筋の頬側の周辺部にはSOOF(眼輪筋下脂肪体)があります。
グラフィックスフェイス臨床解剖図譜から引用
そしてさらにこの脂肪層の下に眼窩隔膜があります。
眼窩隔膜は結合織性の薄い層からなります。
その深部に眼窩脂肪があります。
これは"上・下"で分かれています。
上眼瞼部では2つの脂肪区画が分別でき、下眼瞼部では3つの脂肪区画が分別できます。
以上が解剖学的な構造でした。
"目の下のたるみ"はこの下の眼窩脂肪が突出して生じるんです。
「目の下のたるみ 術式のまとめ」を、後ほどブログにさせて頂きます。
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