マニアックな内容「ハムラ法+α」 | 聖心美容クリニック 前多 一彦 Blog

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昨日の、ブログの続きです。

この10年間、改良を繰り返してきた、

現在、私が行う、「ハムラ法+α


先日の、ハワイ解剖セミナーでは、

日本が誇る、美容外科の巨匠である、

広比先生とも、ディスカッションさせて頂きました。


私のブログは、とても有り難いことに、

同業の、美容外科医も数多く見てくださっているので、

今日は、少しマニアックな内容を 笑


術直後の状態  オペ室で撮影
術直後斜め
術直後

昨年7月の、JAASセミナーでお話しましたが、

私は、眼窩脂肪は縫合固定しません。


隔膜のみを、頰骨骨膜に固定しています。

ただ、部位により固定位置を変えます。


基本的に、内側はtear troughを超えた位置。

外側は、眼窩縁に近い位置で固定。
理由は、分かるDrには分かるかと


あえて、眼窩骨膜下は剥離せず、

頰骨に付着する、筋体の上から隔膜を固定。


眼窩縁を越えて、下方に脂肪を誘導することで、
脂肪の縫合固定が、外反や違和感の元凶?

tear troughの、凹みの改善を図っています。


「テンションのある状態でも、脂肪は移動するのか?」
広比先生からも、ご指摘がありましたが

東洋人は、Negative Vectorが多くさらに効果的かと。


さらに、筋肉弁など作成する必要もなく、

最小限の侵襲で、tear troughの改善効果が得られます。


また、私は全例に外側の骨膜固定を行っていますが、

眼輪筋の重層による、「涙袋形成」が可能なだけでなく、


その掛け方によって、外反&テンティングを予防しています。

事実、1例も瞼板切除や形成を行っていません。


切除した組織
切除組織

本来のハムラ法と異なり、眼窩脂肪は多めに切除します。

理由は、長くなるのでここでは控えますが 笑


最近、固定数を増やし少し時間がかかりますが、

慣れると、1時間少々で終了します。


単純な、皮弁法によるタルミ取り手術より、

内出血も少なく、静脈麻酔下で無痛で終わります。


患者様も、皆さん「意外に楽だった」と。



ついつい、長文になってしまいました...

続きは、明日書きますね 笑



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