第37回日本臨床皮膚科医会・臨床学術大会③ | 聖心美容クリニック 小林美幸Blog

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熱海院院長兼 美容皮膚科指導医長
皮膚科専門医

熱海院を基盤に札幌院・東京院・横浜院・大宮院・名古屋院・大阪院・広島院・福岡院の全国各院でスキンケアの診療を専門に行っています。
とことん美肌に追求していきます!

学会で勉強したことで、皆さんの参考になるかなというようなことをお話ししますね。

その3

 

☆ニキビと保湿

保湿剤のニキビに対する有効性を示すエビデンスはありません。

ニキビは乾燥でおこるわけではないので、保湿剤でニキビはなおりません。

 

皮膚科のニキビ治療ではディフェリンゲルやベピオゲルのように赤みやカサカサを起こすような塗り薬があります。

ディフェリンやベピオなどで起こったカサカサには塗り薬による刺激症状を抑えるのに保湿剤は有効です。

 

ニキビ用化粧品としてノンコメドジェニックのものを私もよくおすすめしますが

※ノンコメドジェニックとはコメド(ニキビの初発症状である面皰)ができにくい製品ということです。

ノンコメドジェニック化粧品には決まった検査の基準などはなく評価法が定まっていないためノンコメドジェニックと書いてあってもどこまで信用できるかは製品によって違います。

 

なかなか難しいですがどの程度までノンコメドジェニックであるかをテストして評価しているかをみることが大切ですチュー

(なかなかどんなテストをしているかまでを消費者が把握するのは難しいですね・・・)