【塾倒産】生徒が辞めていく | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

こんにちは。

学習ジム・コーチの堀です。

今日から連休ですね。
例年通り

「塾倒産」シリーズ

を書いていきます。この話は

「私が塾倒産の危機」

からどうやって

「復活した」

のかを書いています。その中で

「子育て」

にお役に立てればと思います。
前回までの続きは以下にあります。

【塾倒産】

 塾が潰れてしまうまで

【塾倒産】

復活のインターネット塾

です。
それではスタートしていきます。

私がインターネットで塾をスタートして、
思いの他、順調なスタートでした。

以前にも書きましたが、
オフラインのときは


「塾のオープン 100万円」
「機械の代金 200万円」

合計300万円からのスタートで
当時、初月の売上は

 60000円

でしたの。一方インターネットの
塾は

「0円スタート」

で初月は

 120000円

だったので大正解でした。そして、
翌月も

「3名の入会」

とつながっていったのです。

「このままいけばオフラインの塾
 を追い抜くかも知れない」

とほのかな期待を抱いたのでした。

ところが・・・。

そう簡単にはいかなかったのです。
というのは

「半年もすると退塾」

するのです。もちろん続く子もいました
が、通常の塾に比べて簡単には入れ
る分だけ簡単に辞めていくのです。

イメージ的には「進研ゼミ」と言った
通信教育のような印象でした。

ただ、私の中では確信めいたものがあ
りました。それは

「FAX指導をきちっとする子は絶対に
 伸びる」

言うものです。通常、

「塾に通ったら成績は上がる」

と思っている親御さんも多いと思いま
す。ですが、実際は簡単にはいかない
のです。

「えっ、塾に通って上がらないのに
 生徒を募集するインチでしょ」

と言われるかも知れません。
ですが、冷静に考えて見てください。

例えば、中学の数学の場合。学校の
とき授業時間数

週3回

とします。ですが。塾では1回しかあ
りません。時間数で言うと「3分の1」
から多くても「2分の1」の時間しか
ありません。

その時間だけで成績を上げるのはよほ
ど出来る子でないと難しいのです。

「でも成績が上がっている子もいるよ」

と言うかも知れません。その話を別の
話でしますと、

例えば私があなたから料理を習ったと
します。懇切丁寧に教えてもらって、
その場で料理が作れました。

1週間経ってまた、料理を教えてもら
うとするとどうなるのか?

大きく2つに分かれてしまいます。
1つは、

「前回の習う前よりも上手に
 なっている」

もう1つは

「前回と同様で変わらないか
 出来ない」

です。その違いは何か?それは

「1週間で料理を作ったのか」

によると思います。どんなものでも

「身につける」

というのは「反復練習」が必要です。
料理でしたら、

「教えてもらう」
→「自分でも何度も作る」

と自分でも料理を作らないいけません。
ただ、

「教えてもらう」→「何もしない」

ではとても身にはつかないのです。
勉強も同様に

「理解する」→「反復練習」

をしないと身につかないのです。

そこでFAX指導です。FAX指導では、

「週3回」や、
「週5日」も

問題を解きます。何度も何度も問題を
解くのです。当然ですが

「続けた生徒は力がつく」

のです。実際にこの頃入会してくれた
生徒は次々に結果を出しています。

数学 56点→93点

からスタートして、その後も

早稲田大学合格
同志社大学合格
早稲田大学院合格

と長年やってくれた生徒は結果を出し
ているのです。

早稲田大学大学院に入った生徒などは
1か月でFAX用紙の束500枚を使いき
るほどだったのです。

ですが、問題もあったのです。それは

「通常の塾よりも退塾期間が短い」

のです。塾にもよりますが、通常の塾
では1年通う、2年通うということは
当たり前のようにあります。

ですが、

「FAX指導」

については、短い人で半年間経つと
退塾していくのです。もちろん、長い
人もいます。

ですが、通常の塾に比べて

「これは入ってもすぐに辞めていくな」

と不安になってきたのです。
それで「退塾」が続いたとき各家庭に
電話したのです。

私  「もしもし」
お母様「はい」

私  「学習ジム・コーチの堀です」
お母様「あら、先生。いつもお世話に
     なっています」

私  「××君の調子はどうですか?」
お母様「お蔭様で毎日悪戦苦闘しなが
     らやっています」

私  「そうですか」
お母様「はい。成績も上がってきてい
     ます」

私  「それはよかったです」
お母様「はい。勉強量も増えています
     し」
 
私  「それでお母さんにお聞きした
    いのですが」
お母様「はい。何でしょう」

私  「今困っていることはあります
    か?」
お母様「困っていること・・・ですか」

私  「はい」
お母様「FAXで問題を解くのはいいの
    ですが、わからない問題があ
    ったときは私が教えるのです
    が」

私  「はい」
お母様「親子だと感情的になるので」

私  「はい」
お母様「それで親子バトルになるの
    です」

私  「はい」
お母様「それがストレスで」

複数のご家庭に聞いたところ結局は
以下のようでした。

・FAX指導を続けるのは子どもの負担
・わからない問題は親が指導して負担
・親子バトルがあって親も大変
・母親のストレスも増大

だったのです。負担を減らすために

「指導回数を減らす」

ということは考えませんでした。
というのは

「ある程度量をこなさないと結果が
 でない」

ということがわかっていたからです。
ただ、

「親子のバトル」

というのが気になったのでその解決
方法を探すことにしました。

 これもすでに14年前の話です。
会員も広島、京都、福岡など

「少し教えに行く」

という距離ではなかったのです。
そのときに考えたのが次の方法だった
のです。

 その方法とは・・・