==============================================
私はいつも、
「土俵の真ん中で相撲をとれ」と言っています。
土俵ぎわに追いつめられるまで待たず、
余裕を持っている時に
必要な行動を起こせ、という意味です。
相撲では、自分の足が土俵ぎわに届いて、
今にも土俵の外に放り出されてしまいそうになるまで、
何もしない力士を見かけることがあります。
そうなってから、
本腰を入れて戦い始めるのです。
私は、どうして彼らは土俵の真ん中にいるうちに、
その力を発揮しないのかと、不思議に思っています。
ビジネスにおいても同じことです。
土俵の真ん中にいる時は、
行動するのに充分な時間と余裕があるので、
私たちはリラックスしています。
そして、土俵ぎわまで押し込まれてから、
慌てて行動を起こすのです。
私たちは、常に時間も余裕も全くないつもりになって、
実際に押し出されそうになる前に、
力を振り絞るようにしなければなりません。
余裕が充分ある段階においても、
危機感を持ち必要な行動を起こすことが大切です。
これが安定した事業の秘訣なのです。
稲盛和夫
===================================================
今回は「京セラ」創った「稲盛」さんの言葉です。
最近受験生を指導していると、
「すごいパワーを発揮」
する子がたくさんいます。
「今まで解けなかった問題が解ける」
「今までできなかった分野に取り組む」
など。以前とは別人のようです。
で受験生も
「もっと早くやっておけばよかった」
と口にします。
実際に
「ギリギリになると力を発揮する」
という子は多いです。
ですが、受験に関しても
「そのギリギリが間に合わない」
といことも多いです。
受験前のパワーをあと、1か月早く出せば
合格していたのに・・
だから、受験生でない場合でも、
「土俵の真ん中で相撲をとる」
のですね。ギリギリではなく、
自分で
「ここまでに合格圏に入る」
と決めてやればいいですね。
おっと・・・そう言いながら
私も確定申告をやらなければ・・・
本当にギリギリでやるのはいけませんね。