成績が上がらない理由3 | 成績110番

成績110番

子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。


今回は再現性から見た

「成績の上がらない理由 3」

です。

 子どもを指導していると、

「成績が上がらない」
「やっているのに結果が出ない」

と言っている生徒がいます。

 ですが、プロの目か見ると、

「あと少しで結果が出る」

という子は多いのです。
ただ、

「本人が気づかないだけ」

です。

 例えば、指導していると

「おー。そろそろ来るぞ来るぞ」

という子もたくさんいます。何が来るのかと言うと

「もうすぐ成績がアップする」

ということです。

 そして、たとえギリギリの成績でも

「入試前に間に合う」

と合格しますし、入試後になってしまうと
不合格になってしまうのです。

なぜ、そんなことがわかるのかと言うと

「再現する力がついている」

のがわかるからです。

それを説明しますと
すべての問題というのは

「細かいステップ」

によって分けることができます。
 例えば、1問の問題でも

【ステップ1】
【ステップ2】
【ステップ3】
   ・
   ・
   ・
【ステップ9】

という具合にステップに分けていけます。
それをわかりやすくすると

ステップ10ある問題を解くために
練習していくと

最初 ●●●○○○○○○○ 得点レベル
 
とこの子場合は、

 「ステップ3」

までできていることがわかります。
ですが、この子もこの問題については

 「×」

という結果です。
そして、また練習していくと

最初 ●●●●●●●●○○ 得点レベル

とステップが「8」まで進んでいます。
ですが、解答は

 「×」

です。さらに練習していくと

最初 ●●●●●●●●●● 得点レベル

ようやく、ステップ「10」まで
再現できて、

 「○」

になるわけです。
 実際に練習していると

「ステップ10のうち5までできている」
「ステップ10のうち7までできている」

という子が結構います。

 ですがそこで、

「あー、成績上がらない辞めた」

となってしまっているのです。

 そこで「成績が上がらない理由」を
解決するには

「あと、1回の反復練習」

です。成績を実際に上げるには、

「わかる」

だけでは成績は上がりません。
また、

「できる」

だけでもいつも良い成績を取ることが
できません。

「いつでもできる」

というところまでやっておく必要があるのです。
だから、

「1度解いた問題」
「教えてもらった問題」

などは解き直す必要があるのです。
また、

「教えてもらって解いた問題」

については、

「他の人に教える」

ということをすれば、再度

「解くまでのステップ」

がわかって、自分の理解で定着するのです。

 もちろん、

「あと1回の復習」

というのは人によって異なりますが、
成績が上がるには、

「問題を解いた」

では、

「問題を解く解法を正確に再現できる」

というところまでやる必要があるのです。
ぜひ、問題を解くときはそこまでやって
くださいね。

 そうすれば成績はアップしてきます。

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