ネコのひげvs効果的な勉強法 | 成績110番

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今日は

「脳科学的にみた勉強法」

についてお話したいと思います。

「効果的でない勉強法」

というのは、どんな勉強法かというと

「脳の特性に反した使い方」

をやっている勉強法です。
例えば、子どもには冗談でうんですが、
問題を絶対に忘れない方法は、

問題がわからなったら、

「思い切り殴る」

というのが効果です。
もちろん、こんなことをすると「傷害」ですし、
塾もやめてしまいます。

私は当たり前ですが、子どもに手を上げたことはないです。
ですが、もし「問題が解けなくて殴れた生徒」は
そのときの状況を覚えていて、
その問題は一生忘れないかもしれません。

また、ときには私のことを一生恨むかもしれません。
それは、

「経験に基づいた記憶」

だからです。で、最初のタイトルになりますが、

「ネコのひげ」

というのははわかりますか?
ネコのひげというのは非常に敏感で、
ネコはこのひげで外から刺激を受け取っているそうです。

つまり「アンテナ」の働きをしていて、
脳に刺激を与えているのです。

だから、まちがっても人間がひげを
剃るようにネコのひげを剃ってはいけません。

というのネコのひげを剃るとネコの行動影響がでるからです。
ネコの脳は「ひげ」からの刺激の影響を受けるのです。

で、これを「人間」置き換えて、

「ネコのひげ」にあたるほど、
 脳の刺激を与えるものは何だろう・・・」

と考えてみてください。

わかりますか?

それは、実は「手の指」なんですね。あとは「舌」です。
人間の脳は「手の指」から刺激に敏感に受けて影響を与えます。

ということは、もうお分かりでと思いますが、

「手の指を使って覚えると覚えやすい」

ということになります。
これは、先ほどの「殴られた」という経験記憶ではないにしろ、
経験記憶だからです。

これは、よく覚えるときは

「ただ目でみるだけでなく、
 目で見て、声に出して、書いて覚えなさい」

というように言われることにつながります。
正直にいうと、高校生のとき

「成績の良い子の勉強法」

知りたくて、本屋にある勉強法の本を片っ端から読んでいました。
10冊以上子購入して・・・。

で、どの勉強法の本にも書かれていたのが、

「見て、声に出して、手で書いて・・・」

ということばかり。正直、何度も書かれていたので、
うんざりしていました(笑)
「そんなの知っている」って・・・。

で、今パソコンを使っている仕事をしている私がやっている勉強法が

「文章の書き写し」

なんです、先ほどもやっていました。
しかも、ノートに鉛筆で、手で書いて模写しています。

毎日書いていますが・・・
もし、子どもの勉強法がわからないときは、

「声に出して書き写す」

という勉強法を取り入れてみてくだい。
指からの刺激が脳の入りますから・・・

でパソコンを毎日使って仕事をしている私ですら、
字を書いているわけですから、

パソコンではなく、手を使って必ず書くようにしてくださいね。

例えば、小学生のお子さんなら、
新しい漢字を指でなぞるという方法もいいかもしれません。

どれも、「手の指」を使うということですから・・・。
勉強していない子どもがやるのは、

「例文を写す」
「例を写す」

というからスタートです。