生徒には、教えませんでした | 成績110番

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実は結構、私のところにいろいろ相談がきます。

「どんな参考書がいいですか?」
「学校の先生は××がいいと言いますがですが、どう思いますか?」

「勉強方法を教えてください」

など。

ネットだけでなく、私の息子や、会員さんかも質問がきました。
息子からは、

「英語の良い問題集は何がいいの?」

という質問と、

長い会員さんからは

「日本史の良い問題集教えてください」

という質問でした。

そして、その2つの質問には答えませんでした。

その理由はなぜか?

その話をしますね。

というのは、

「2人には自立して欲しいから」

です。

今私の抱えている矛盾はここにあります。
実際に息子からもこんなことがありました。

「お父さん、予備校からこのままじゃ授業が
 間に合わないから、もっと授業をとるようにだって」

「そう。で、その勉強はそこでないとできないの?」

って、お金をたくさん遣って、与えるだけ与えれば、
子どもの勉強は確かにやりやすくなりますが、

実はそれが「子どもの自立を阻害」しているのです。

例えば、先ほどの会員からの質問に対して私は、
私が高校のときどうやってやっていたかを話しました。

私も高校のときはすべて独学だったので、
全部自分で調べました。

例えば、今2人が聞いてきた年齢では、すでに
どうやっていいのか方法を見つけていました。

2人が私より能力が劣っているとは思えません。
ある意味私より優秀です。

ですが、私には

「与えられているものがなかった」

からです。

私の母の指導方針は、

「お金をかけずに勉強しろ!」

でした(笑)

「お金をかけて勉強するなら誰でもできる」

というものなので(塾にとっては痛い(笑))
私はずっと独学でやっていました。

今からお話するのは、私が高校のときにやっていた
方法です。

今のようにネットで検索できるわけではないので・・

でどうやっていたのかというと、

「エール出版」

という会社から「合格体験記」が出されています。

それを立ち読みしたり、購入して読んで、
紹介されている問題集を本屋で見て、
自分に合うと思ったら購入する。

ということをやっていました。

というのは、塾や学校の先生もいろいろアドバイスを
してもらえますが、中には

「古い情報のアドバイス」

もあるからです。

例えば、私のときの単語の問題集は、

「試験に出る英単語」

でした。いわゆる「シケ単」といのがいいと
言われていました。

ですが、こういった内容も、作者が新版を出していなかったら、
データが古くなります。

ある時期から「シケ単」なんてというのは
聞かなくなりました。

例えば、今なら

「ターゲット1900」

という話を聞いていますが、
一部の先生では、データが古くなってきている

という噂も聞きます。

もちろん、いつ出たのかわからないないし、
大学受験の方は私もチェックしていないのでわかりません。

そういうのも

「自分で調べて、自分で情報を判断する」

という行為が「自立」していくことになるんです。

例えば、

「○○がいい」

と言われても、自分に合わない場合もあります。
実際に、書店で立って読んで、あるいは、
問題を解いて、解説を見て、判断するしかないです。

それよりも、それを

「やりきるのかどうか?」

が大切です。

 答えを教えるのは簡単です。
ですが、

「親が長い目を見て、子どもを育てる」

という視点がないと、あとでドンデン返しがきます。
その話はまた、次にでもしますね。