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それでは前回の続きです。
では、子どもをやる気にさせる第一歩は何かというと
「質問する」
です。まずは、子どもに質問してみましょう。
その前に、考えてほしいのが、
「子どもがやる気がある」
というのはどういうことでしょうか?
いろいろな人のそれぞれのイメージがあると思いますが、
「言われたことをちゃんとやる」
ことでしょうか?
ちょっと違いますよね。
「机に向かって勉強している」
でも、少し弱いですね。
私のイメージは、
「自分でいろいろ考えて、自主的に勉強に取り組む」
という感じです。
つまり、「自立」です。
勉強ができても「自立」していない子は、
「就職するとき」に困ります。
企業は決して「勉強のできる子だけ」を求めているのではありません。
もちろん、「勉強ができる」というは条件ではありますが、
それも1つの条件でしかありません。
やはり、すべてのことで「自立している」というが最低の条件なのです。
では、自立している子と、自立していない子の違いはどうでしょうか?
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<自立している子>
自分で考えて行動し、自分のやったことに責任が持てる子
<自立していない子>
自分で考えて行動しないから、自分の行動に責任が持てない子
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です。
それで、最初の「質問」に戻りますが、
最初の「自分で考えて行動する」ところに、
かかわってくるのが、
「質問」
なんです。
というのは、人から、
「質問」
をされると人は自分で考えるようになるからです。
例えば、こんな場合です。
親が電話で、仕事の大切な話をしているとしてます。
で、子どもはテレビを見ている。
普通だったら、
「テレビがうるさい。大切な話をしているからテレビ消して」
というのが子どもを自立させない子どもに対する話し方。
そして、子どもを自立させる話し方は、
「○○。ごめん。今電話で大切な話をしているの。
テレビの音なんとかしてくれない?」
という言い方をします。すると子どもは考えますよね。
例えば、
「テレビを消してしまう」
という選択。また、
「テレビの音量を絞る」
という選択もあります。さらに、
「ヘッドフォンで聴く」
という選択もあります。
こうやって、相手に考えさせる
「質問」
をやっていくと、
子どもは自分で考えていくようになるのです。
そして、さらに「質問」する効果で、
大切なことがもう1つ。
自分で考え、自分で選択したことによって、
やる気がでて、人から言われてやるよりは、
自分の行動に責任が持てるのです。
実は、テレビの話ですが、私の息子が小さいとき、
私の知り合いから注意を受けたのです。
「あなたの育て方は
【まっ杉に育てる】やり方ですね。」
と。
つまり、
「松の枝は、クネクネと曲がっていますが、
それはそれで価値があるのに、
それを杉のようにまっすぐに育てようとしている」
と。
それで
【まっ杉】(松を杉のように育てる)
なんだそうです。
一度子育てで、子どもに考えさせる質問をしているか
考えてみてくださいね。
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