今回、国語の採点をしていて気づいた点をまとめましたので
お話しますね。
実際に国語の採点をしていますと、
「あー。もったいないな。
これさえやっていれば、あと10点プラスできるのに・・」
というのがあります。
今回は「模擬テスト」でよくするミスを書きましたので、
それに気をつけてみてください。
それだけで、「プラス10点」アップすることができます。
ぜひ、これに気をつけてやってみてください。
「テストであと10点アップする方法(保存版)」
【1.文字は楷書で正しく丁寧に書く】
私も字に関しては偉そうなことを言えないのですが、
書いた字は上手でなくていいので、
「丁寧に」
書くようにしてください。
そうでないと、正解を書いたつもりでも、
読めない字だと×になります。
文字は楷書で正しく丁寧に書きましょう。
>>日頃から他人に対してチェックもらいましょう。
【2.見落としやすい言葉に注意すること】
1)「適切でないものを選びなさい」
~~~~~~~~~~~~~~~
「あてはまらないものを選びなさい」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
→ 「適切なものを選ぶ」問題がほとんどですが、
ついつい思い込みで解いてしまいます。
こういった「~ないのもの」という言葉は、
見落としやすいので、細部まで気を抜かずに読みましょう。
2)「○つ(すべて)選びなさい」
→ 普通は解答を選ぶ場合は、1つを選ぶのですが、
中には、個数を指定している場合があるので注意してくださいね。
特に、「すべて」と書かれている場合は、1つとは限らないので、
チェックするようにしてください。
>>対策としては、設問のところに必ず線を引くようにしてください。
私が書いているようにです。
この方法は、「中学入試」「高校入試」「大学入試」のすべて
に使えます。
ですので、早い時期にこの癖をつけてくださいね。
【3.条件を守ること】
入試問題では、この条件が設問を答える上でのヒントになります。
ですから、設問を読むときには、この「条件」を丁寧に読んでいく
ことになります。
また、指定した条件がなくてもの設問にの忠実に答えていく必要が
あります。
例えば、「どういうこと?」と聞かれたら、「~ということ」と
言った感じです。
具体的な話をすると、
1)「『○○』という語を使って」
→必ず指定された語句を使って答えましょう。
2)「文章中の言葉を使って」
→文章に書かれて言葉を組み合わせて、答えを作ります。
3)「~はなぜか。」
→答えの最後を「~から。」
4)「~はどんなこと(意味)か。」
→答えの最後を「~こと(意味)。」としましょう。
5)「漢字○字で」「記号で」
→日ごろから、漢字を書くようにしてください。
また、記号で書くべきところを、記号で書かない人も
たまに見かけますので、注意しましょう。
6)漢字の書き取りは「送りがな」を書くのかどうかにも注意してください。
【4.字数に注意しよう 】
1)「○字で抜き出す」
→ちょうどその字数で、そのまま書き写します。
2)「○字以内で答える」
→その字数の80~100%で書くこと。
オーバーしても少なすぎでも減点されるので注意が必要です。
3)「○字程度で」
→その字数の90~110%を目安にしてください。
4)「句読点も一字に数える」
→「。」「、」(句読点)や「!」「?」、
「」(かぎかっこ)なども一字として数えます。
【5.必ず採点基準を意識する】
最後になりますが、記述式で大切なのは、必ず
「採点基準を意識する」
ということです。通常の学校の入試問題は、
テストを作った出題者と、採点する先生とは異なります。
また、当然受験生が多くなると、先生も複数で採点することになります。
その際に記述式の場合の問題は、
「必ず採点者にバラツキが出ること」
です。そのために、記述式の場合は、必ず採点者のために
「採点基準」
をつけていますので、それを意識すると正解率が上がります。
例えば、
「○○という言葉を含むと 4点」
「××という言葉を含むと 4点」
といった具合です。特に大学入試では、こういった部分点を
上手にとっていく必要があります。