やる気を引き出す子どもの接し方(その1) | 成績110番

成績110番

子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

今回はお話するのは、

「15歳以上の子ども」

に対する接し方についてお話しますね。

子どものやる気については、
いろいろな本で書かれていますが、
どんなことでもそうですが

まず最初にやらないといけないことは、

「子どもとの人間関係を作る」

ということです。

「嫌、うちは結構うまくやっていますよ。
 だから大丈夫。」

と思われるかもしれませんね。

 ですが、子どもは親のいないなところでは、

「結構親に対し不満を持ってたり」
「親をうっとおしく」

思っています。

まあ、毎日子どもと接してる者が言っているので、
間違いないです(笑)

 たまにですが、私は塾の女生徒には、

「今回の宿題はお父さんと一日一回話すこと」

なんて言ったりします(笑)

 それくらい親子のコミュニケーションは少ないですね。

 また、子どもに限らず、しっかりとした人間関係が
できていなとき、

「この人のいうことは聞きたくない。」と思っているとき

にいろいろ話をしても、相手が嫌がるだけで、
親の言葉は子どもの心に届きません。

 実は、私も以前はサラリーマンをしていたのでわかります。

私の話を少しさせていただきますね。
私の最初の上司は、仲良くしていた3つの会社で一番

「口うるさい上司」

でした(笑)(ご本人がそういっていましたし、
周りもそう見ていました)

 本当にいろいろ注意を受けたり、
怒鳴られたりしました(笑)


当たり前のことですが、例えば、

 ・仕事するときに腕まくりをするな
 ・社長が来たら、すぐにたって話を聞け
 ・背広の前のボタンは人前に出るときはとめておけ
 ・先に退社するときは、自分の上司全員に挨拶しろ

など、いろいろアドバイスをいただきました。

その上司の話で、いろいろ学んだのですが、
その中で、今でも私の頭のどんな言葉が残っていたのか・・・

 というと、

「叱られたときの言葉」
「ガミガミ言われたこと」

でもありません。それは、

「じっくり、シンミリ言われた言葉」

の方が私の頭の中に残っています。
今でもときどき思い出します。

 当たり前ですね。

「きつく言われたとき」
「ガミガミ言われたとき」

というのはどちらかというと、

「なるほど」という納得より、先にその上司に対して、

「反発」

が先にきます。そして、ひどいときには、

「すべての話を聞くことを拒否してしまいます。」

(もちろん、社会人ですから、一応上司の話を
 聞いているフリはしますが・・・)

それよりも、上司が私のことを思って、

「じっくり」

と話をしたときは素直に言葉が【頭】ではなく、【腹】に入ってきます。

子どもと話をするときはそんな形がいいですね。
まずは、子どもとの人間関係を作ってくださいね。

では、まずは「どんな内容をしてはいけないのか」という話をしますね。


私も仕事がら子どもと接しますし、
以前は営業もしていましたので、
人と接するのはプロと言えるのかもしれません。

が、失敗することもあります。
そして、

「うまくいくとき」
「うまくいかないとき」

どこの違いがあるかというと、

「自分の気持ちを優先したとき」・・・失敗
「相手の気持ちを優先したとき」・・・成功

でした。では具体的にいうと子どもと接するとき
自分の気持ちを優先するとどうなるのかというと、
子どもに効果のないのが、

「親の自慢話」

です(笑)。

「お父さんなんか中学のときは、もっと勉強したぞ」
「お母さんは、勉強しても成績はよかったわ。」

「夏休みは1日10時間も勉強したよ。」
「お母さんの中学生のときは、テスト前は勉強したけどね。」

です。子どもとしたら、

「ハイ。ハイ。そうですね。でも時代が違うからね。」
「親は親。私は私」

って感じです(笑)。

 子どもの心に伝わらないですね。
それは、なぜかというと

「子どもは親の言葉の裏まで読むから」

です。

先ほどの例でいいますと、親の言葉を子どもの立場で
分析しますと、

「お父さんなんか中学のときは、もっと勉強したぞ」

 → それに比べなぜ、お前はそんなに勉強はしないんだ。


「お母さんは、勉強しても成績はよかったわ。」

 → それに比べあなたは勉強しないし、そんなに成績悪いの?


「夏休みは1日10時間も勉強したよ。」

 → それに比べ、お前は勉強していない。
   だから、お前も10時間勉強しろ。


「お母さんの中学生のときは、テスト前は勉強したけどね。」

 → それに比べて、あなたはなぜ勉強しないの?


と、「親の自慢話」は。子どもの【否定】と受け取られます。


 それでは、どうすればいいのか?

 「子どもに共感すること」

です。ですが、

「共感するっいうけど、何でも
 【はい、はい】って聞けばいいのか」

と思われるかも知れませんね。

 それでは、どんな話をするのかは、次にお話しますね。