効率のよい勉強法2 | 成績110番

成績110番

子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。


「あれ、宿題白紙のページ多いじゃん。」
「えっ、だってわからなかったんだもん。」

「でも、先週授業でやったでしょう」
「・・・・」






冒頭の言葉は、

私が奈良で塾をやっていたときの
「成績の振るわない子」
との会話です。

 今回も「要領の良い勉強法」
についてお話しますね。

昨日の内容は見ていただけましたか?

今回も昨日に続き、

「要領のよい勉強の話」

をしたいと思います。

「偏差値70を超える子ども」

の特徴は、

「集中力がある」

ということと、

「タイミングが良い」

ということにつきます。

その中で

「タイミングが良い」

という話をしたいと思います。

「勉強の復習をいつしたらいいのか」

という話で面白い話があります。

今回は、「脳」の話をするわけではないので、
詳しい話は割愛させていただきますが、
効率の良い復習というは、

「2ヶ月の間に4回の復習」

と言われています。大切なので、もう一度いいますと、

「2ヶ月の間に4回の復習」

と言われています。

しかも、その復習のタイミングというのが決まっていて、

======================
1回目の復習が、学習した翌日
2回目の復習が、学習した日から1週間後
3回目の復習が、2回目の復習から2週間後
4回目の復習が、3回目の復習から1か月後
======================
(「脳の仕組みと科学的勉強法」 池谷裕二より)

がベストと言われています。

実は成績の良い子は無意識のうちにこの仕組みに
のっています。

例えば、これを塾の授業と合わせてみると、

============================
<授業>・・・・学習した日

<翌日に宿題>(1回目の復習)

<翌週の授業での「確認テスト」又は「前回の復習」>(2回目の復習)

<単元テスト>(3回目の復習)

<統一テスト>(4回目の復習)
============================

という形になります。

そして、偏差値の高い子は、この仕組みに上手にのって、

きちっと

「2回目の復習を翌日にしています」<<ここが重要です。

が、成績の振るわない子は、
宿題を

「2回目の復習を1週間後の塾の行く直前」

します(笑)。

これが次のような会話になり、
成績の振るわないお子さんのお母さんが、
子どもに間違ったアドバイスをしてしまうのです。

(ある家庭での塾に行く日の会話)

母「早く、降りてきてご飯食べなさい。」
子「うーん。」

(しばらくして)
母「早く、ご飯冷めるよ。」
子「うーん。もうちょっと待って。」

(5分以上経過)
母「早く、塾に遅れるよ。早く」
子「うーん。もうちょっと待って・・・」

(シビレをきらして、勉強部屋に見に行く)
母「何をやってんの?」
子「うーん。塾の宿題。」

母「できたの?」
子「うーん。わからない。」

母「塾でやったんでしょう。」
子「うん。」

母「わからなかったら塾で聞きなさい。」

実は、こうやって、

「一度やったことを忘れたまま次に進んでいく」

のです。

この話をすると子どもからは、

「先生、ぼくの家の中見たの?」

なんて言われます。

このお母さんは勘違いをしているのですが、
実は子ども、教えているときはわかっています。

というのも、問題をスラスラ解いているのです。
そして、そのときに授業では、

「先生、これわかった。」

なんて、言っていますから・・・・
「成績の振るわない子」の特徴は、

「わからない」

よりも、

「忘れる」
「きちっと定着しない」

ということが原因であることが多いです。
つまり、宿題を翌日にしないから、
忘れてしまうのです。

それをほとんど忘れた、1週間後にするから、
できないのです。

実際にあなたのお子さんは、

「学校の宿題」
「塾の宿題」
「授業の復習」

をいつやっていますか?

一度確認してみてくださいね。
すると、効率の良い勉強が見えてくるかもしれませんね。


追伸

今日も暑いですね。
今日はミニノートで我が家で唯一クーラーのある部屋で仕事をしています。

が、PCの前で仕事していると、大変なのは暑さだけではありません。
長時間PCに向かっていると、「肩こり」がひどくなってきますね。

「なんだ肩こりですか?」

といわれそうですが、私はあまりひどくなると「吐き気」をもよおしたり、
気分がわるくなったりするので大変です。

なんでもほとほどですね。

また、コメントお願いしますね。