ワールドカップ | 成績110番

成績110番

子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。


久しぶりにテレビをサッカーを見ました。
というか、普段は全然テレビを見ませんが、
昨日、寝つきが悪くリビングに行って
テレビをつけたら、サッカーをやっていました。

最初に見ると、ついつい最後まで見てしまいますね。
結局、最後まで見てしまいました。
だから、今日は2時間くらいしか寝ていません(笑)

ですが、今回のサッカーからは大きなヒントを得ました。
それは、こんなことです。

日本人がこの大会で3得点をあげた姿なのですが、

「本田選手の見事なフリーキックでの得点」」
「遠藤選手のさらにフリーキックの得点

そして、ついかの

「岡崎選手の本田選手からのパスを受けてのシュート」

と、久しぶりに

「日本人によるカッコイイシュート」

を見ました。もう一度いいますが、

「日本人によるカッコイイシュート」


です。本当にすごかったですね。

 で、普段サッカーに興味のない私でもワクワクしました。
また、

「サッカーボールでも買ってこようかな?(笑)」

なんてちょっと思います。

 で、なんて考えながら、仕事柄、

「こういうイベントで活躍することが
 本当にサッカー人口の裾野を広げているんだな・・・」

と思いました。

 で、仕事がら、どうしても教育的視点でみてしまうのが、
先ほどの

 「カッコイイーシュート」

の話です。

 これを見た日本のサッカー少年選手は、すごく喜んだと思います。
また、自分のやっている日本サッカーに誇りを持ち直したと思います。

 そして、

「もっと、もっとサッカーをしたい。」

と思うでしょうね。

で、これは実は子どもの教育でも同じだと思うのですね。

つまり、

「自分のやっていることの先にモデルとなる人物がいる」
「自分のやっていることの先に憧れとなる人物がいる」
「自分のやっていることの先に目標となる人物がいる」

ということが一番大切なんですね。

 これはサッカーだけでなく人生すべてにいえると
いえます。

 実は、私が以前に経営コンサルタントをやっていたとき
に、若い人が会社を辞める理由を調べたことがあります。

 その中で、辞めた理由は、

・仕事のやりがいがない
・会社の将来性

など、いろいろな意見がありました。
その中で、私の予想を反して多かったのが、

 「自分が目標とする人がその職場にいない」

というものでした。

「この職場で働いていたら、○○さんのようになれる。」
「この会社でいたら××さんのように仕事ができる。」
「△△さんのようになりたい。」

という人がいないんですね。

実際に私の友人もこんなことを話していました。

 私の友人は高校を卒業して、J○に勤めるようになりました。
そして、何年間かして、J○を辞めました。

しばらくして、その人と飲む機会があったので、
その人に直接聞いてみたんです。

「なあ、○○なんで、J○辞めたん?
 会社の中で人間がうまくいかなったん?」

「いや。違うんよ。
 俺、高卒やんか。それで、高卒の課長が同じ職場に
 いるねん。」
「うん。」

「それで、その課長が一番出世しているだけど。」
「うん。」

「それがさあ、何か、上の人から押さえつけられ、
 下の人からは突き上げられ、板ばさみになって
 大変なんだ。」
「へっー。大変だね。」

「それで、俺さぁその姿見てさあ、
 『俺もあの年になってもあんな風になるのか。』
 と思ったら何か将来に期待がもてなくてさぁ。
 それで辞めたんだ。」
「そうなんだ。」

この話、本人から聞きましたが、大人でもそうなのです。

ましてや、子どもであっても同じように思うのは当たり前なんですね。

 で、子どもにとって一番の身近にいるモデルは誰でしょうか?
それは、

 「親」

なんですね。

「勉強しなさい」
「あれしなさい。これしなさい。」

というよりも、身近な大人が、

「お父さんのようになりたい。
 お母さんのようになりたい。」

と子どもに思わせればいいですね。

例えば、毎日毎日

 「大人が楽しく暮らしている」

となれば、子どもも

 「あっー早く大人になりたい。」

と思うかも知れませんね。

ですが、大人が毎日

「仕事がいや。毎日が楽しくない。」

という感じだったら、きっと子どもも

「仕事って大変なんだなぁ。
 何か仕事に就くのも嫌だなぁ。」

と思うかもしれません。

 ですが、大人・・・特に親が子どもに

「勉強の楽しさ。仕事の楽しさ」

を身をもって示せれば、きっと子どもも
その方向に向いていくのではないでしょうか?

 「あなたは仕事を楽しんでいますか?」
また、

 「あなたは生活を楽しんでいますか?」

今回のワールドカップを見てふとそんなことを感じました。