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「情報管理、危機感強く覚えた」5日の菅首相
http://www.asahi.com/politics/update/1105/TKY201011050545.html
――総理ご自身、一報を受けて感じたことは
「あなたが質問したこととよく似ていて、テロ情報の流出が言われている中で、今回はビデオ流出ということで、相当、そうした国のというかですね、情報管理がしっかりとした形になっていないという危機感を強く覚えました」
【尖閣ビデオ流出】海保、PCに閲覧制限なし 内部からの漏洩想定せず
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101107/trd1011070056001-n1.htm
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今回の尖閣諸島での中国漁船衝突場面のビデオが流出した問題で
情報管理の甘さを指摘する声が多い。
総理も「情報管理がしっかりした形になっていない」とコメントしている。
私は、こうしたステレオタイプの発想に違和感を感じます。
そりゃ、データを格納していたパソコン本体の管理上の問題や、
データにアクセスするパスワード設定の問題はありますよ。
でも、だからといって、そういう管理を完璧に行っていたら流出は防げたのか?
否と思う。
情報管理と言ったって、管理体制を敷くのもそれを守るのも人間です。
つまり、根本は倫理の問題なんです。
極論を言えば、「尖閣衝突映像」と書いたUSBメモリを机上にポンと置きっぱなしにしていたとしても、
職員が「流出させてはいけない」と堅く認識していたら、流出はしないはずなんです。
もし、今回、職員が流出させたのであれば、「なぜ公開しないのか」「なぜ逮捕しないのか」ということに納得のいく説明がない政府に対する怒り、反発がそうさせたんだろうと誰もが思うところです。
もちろん、思うようにならないからといって、公務員が政府の方針に従わないことは許されることではありません。もし職員が流出させたのであれば逮捕も覚悟の上での行動と推測します。
内部流出だった場合には、政府、特に官房長官や国土交通大臣、法務大臣など関係閣僚は、技術的な情報管理の問題というよりも、理不尽を思う海保、検察に対して、しっかり政府の考え方を伝え、理解を得ようとする努力をしてこなかった、そういう人身掌握をしなかったということを大いに反省し、責任を感じるべきでしょう。