「いったい何をしに来た」説明不足に沖縄怒り
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100505-OYT1T00564.htm?from=main1
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4日、総理は、自ら沖縄を訪問した。
事務方を押し切っての英断に、当初自分としては一応評価していたが、
知事・市長との会談、対話集会の内容に失望した。
総理は、かつて衆院選の渦中、普天間基地の移設先について、
『最低でも県外』と述べた。
しかし、それが沖縄在留の海兵隊のことについて、何ら基礎知識も持たない幼稚な発想であったことが今回の沖縄訪問後の発言で明らかになった。
つまり、総理は、政権交代以降、海兵隊のことを学ぶにつけ、抑止力の必要性を認識し、
基地の県外移設を断念したというのだ。
【首相訪沖】首相「海兵隊が抑止力と思わなかった」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100504/plc1005041845021-n1.htm
まさに 驚天動地のカミングアウト
である。
政治主導がうまく機能していないことも露呈した。
官僚のブリーフがあれば、もう少しましな説明ができたろうに。
せめて、総理が高野孟氏のブログを事前にお読みになることができたならば、
こんな失態にはならなかったんでしょうね( °д°)
“抑止力論の罠”に絡め取られた鳩山首相 ── これでは普天間問題は解決しない!
http://opinion.infoseek.co.jp/article/846
さらに、説明不足である。
「抑止力」って何なのよ?
今回、突然発せられたキーワード。
しかし、総理から説明はあまりなかった模様。
今まで認識していなかった抑止力を認識したというのでしたら、どう認識されたのか、
沖縄駐留米軍が日本の安全保障にどのように寄与していると認識したのか、
それを説明した上で、
「そういうことなので、「海外移設はムリ、県外も全部はムリなのです。」と結論を述べるべきだった。
そういう説明をしなかった結果、
「結論を押し付けに来た」「何のためにきたのか」という沖縄県民の反応は当然の帰結です。
「対等な日米関係」と言ってたじゃない !?
鳩山総理は、「対等な日米関係」を目指すと言ってこられた。
その一環として、最初は、普天間基地を国外又は県外へ移設したいという思いがあったんでしょう。
日米安保条約では、第6条で、
「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、
アメリ力合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用すること
を許される。」
と規定されている。
つまり、アメリカは、朝鮮や中国・台湾の有事のために、地政学的観点から沖縄に基地を置きたい
と堂々と主張できる条約なんだと思う。
それに対して、アメリカの言いなりになるのでなく、
「そもそも、普天間の米軍はまだ必要なのか?」というところから説明を求め、、
韓国や台湾ではいけないのか、なぜ日本なのか、沖縄なのかについても説明を求め、
そのうえで、沖縄への基地集中を見直すため、県外の○○に移ってくれと提案するなど、
「言うべきことは言う」ようにしながら交渉するのが、「対等な日米関係」の意味だと思う。
ところが、「勉強して認識が変わった」というのでは、アメリカと丁々発止の交渉をする以前の話であり、それって、アメリカの言いなり「以下」ではないかと思うのです。
(厳しくてすいません。)
そんな状況では、今、総理は、「対等な日米関係」の理念自体もグラグラしているのではないか?
総理は、もう 「対等な日米関係」の旗まで降ろしてしまったのだろうか?
とすら、思えてきます。
もう、空疎な強弁も、カミングアウトも聞きたくありません。
■ 極東の情勢を今どのように認識されているのか?
■ その中で、日本の安全をどのように守ろうとしているのか?
■ 日米関係をこれからどのようにしていこうと考えているのか?
是非、国会などの場でしっかり説明してほしい。