最近、外交・軍事面に関する2つのニュースがありました。
【その1】
◇金総書記重病説「日本政府あまりに鈍感」 懸念の声も
9日に表面化した北朝鮮の金正日総書記の重病説を受けて、韓国、米国が「不測の事態」を視野に走り出す中、日本政府は関係省庁による公式の情報分析・対策会議も開いていない。北朝鮮での異変の兆候は日本の安全保障に直結する重大問題なだけに、「日本政府はあまりに鈍感だ」(北朝鮮問題専門家)と対応を懸念する声も聞こえる。(北朝鮮問題取材班)…
(2008年9月13日 MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080913/plc0809131948003-n1.htm
【その2】
◇国籍不明の潜水艦が領海侵犯 高知県沖
14日午前6時56分、高知県沖の領海内で、国籍不明の潜水艦が潜望鏡を出して潜航しているのを、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が確認した。潜水艦はあたごが追跡開始後間もなく、領海外に出た。海上自衛隊は周辺海域を捜索し、潜水艦の行方や国籍などの解明を進めている。…
(2008年9月14日 asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200809140125.html?ref=goo
北朝鮮のような全体主義国家で、絶対的な指導者に万一のことがあった場合、体制に大きな変化が起こる可能性もあるため、中国、韓国の周辺国とアメリカは、それぞれの国において情報収集・分析、安全保障関係の会議を開催した他、アメリカと中国では体制崩壊に備えた対応の協議を開始するなど、対応を加速させているようです。
それに比べ、我が国は、表立った動きとしては、内閣情報官が首相に金総書記の容体をめぐる情勢の分析をした程度で、関係省庁の会議も開催されていないとのこと。
その理由として、
・アメリカのCIAのような独自の情報収集機関がないため、アメリカなどの外国から情報をもらうしかない
・福田首相辞任表明で官邸が事実上休止状態になっている
という。
こうした状況の中、領海侵犯事件が起きた。
そして、また、過去の領海侵犯と同様、
・発見が遅れ、
・官邸への連絡も遅れ、
・潜水艦も見失い、取り逃がしてしまった。
なんという、ていたらく。
この領海侵犯について、識者から次のような指摘がある。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008091400220
↓
軍事アナリストの小川和久氏は
「こういうことをするのは中国海軍」と指摘。…福田政権が脳死状態かどうか、三連休の真ん中にぶつけてチェックした可能性もある」
と話す。
もし、そうだとすれば、何ともなめられた話ですが、中国側の立場に立てば、
『金総書記の容体悪化は「有事」とみて必死に対応を検討・協議しているのに、日本は何してるんだ!
もし、福田政権が「脳死状態」なら、日本抜きで対応を考えないといけないー』 と思っているのかも。
そのための「確認テスト」だったんではないか…との見立てもできる。
そして、残念ながら、確認テストの結果は不合格だったと思う。
お休みモードで、事務方の士気がたるんでしまってるとしたら、大問題。
福田首相には、最後くらい、檄を飛ばしてもらって、最後の一日まで気を張って仕事してもらわなきゃ
困ります![]()
