20世紀の終わり、日本は、いつまでもバブル崩壊の後遺症に悩みあがき続けた。絶対に下がらないと言われた土地が暴落。絶対に潰れないと言われた銀行や証券会社、生保が次々に倒産していった。神話の崩壊、という未曾有の事態に巻き込まれ、我々は混沌の闇の中で溺れた。そんな時、混沌こそチャンス到来と日本に舞い降りたのが、“ハゲタカ”と呼ばれた外資系金融機関だった。日本人が必死になって積み上げてきた株式会社ニッポンの資産を次々と買い漁り、瀕死の企業を飲み込んだ。その姿を見て、「ハゲタカ外資がこの国をダメにした元凶」という言葉がいつしか湧き上がってきた。だが、失われた10年と言われた日本経済の崩壊を招いたのは、ハゲタカではない。我々一人ひとりの心の隙にわずかづつ堆積した慢心だったのではないか。それが、小説『ハゲタカ』を書こうと思ったきっかけだった。今、景気に明るい兆しが見え、あの時の苦い経験が私たちの中で少しずつ薄れようとしている。だが、むしろ今こそあれは何だったかを問い質す時ではないかという気がしてならないー
(真山仁-原作への想い-
)
NHK土曜ドラマ『ハゲタカ』、面白いです。
経済ドラマとしての面白さだけでなく、登場人物のキャラクターがみんな熱いのがいい。
芝野健夫、鷲津政彦、三島由香、西野治…
それぞれが熱い気持ちを内に秘め、ときにぶつけ合いながら、実は相手の生き方に影響され、困惑する。
そうしたヒューマンドラマとしても楽しんでいます。
今後の注目゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
まず西野治。
第1話で、鷲津に経営の才覚を認められた彼ですが、
第2話では、西野旅館が外資に売り飛ばされ、父親が亡くなり、失意の中で夜中の工事現場で働いてた。
ところが、ドラマ後半では、“変身”して…
(あらすじ読んでしまったよ(>_<))
それから、鷲津と三島の関係。
かつての融資先の娘、三島の取材をかたくなに拒み続けている鷲津。
たぶん、どこかで接点があると思いますが、そのとき、鷲津はどんな言葉をかけるのかな。
最後に、芝野。
エリート行員として将来を嘱望され、自分の生き方を疑ってもみなかったであろう芝野。
そんな彼も、鷲津の登場で気持ちに変化が出てくるのでしょうか。
あと、エンディングテーマ;Riches I hold in light esteem (富は問題にならず)
→歌詞、楽曲ともこのドラマにぴったりです。
この「ハゲタカ」をネットで検索してみましたが、なかなかの好評のようです。
テレビは軽いバラエティだけでなく、硬派の社会派ドラマもけっこうウケルのだと改めて思いました。
こうした経済や社会の深層に切り込む作品は、NHKならではのもの。
最近、NHK改革問題で揺れるNHKですが、どんどん作っていってほしいです。
《参考サイト》
p.s (NHKに代わって宣伝してやります:*:・( ̄∀ ̄)・:*:)
土曜ドラマ「ハゲタカ」第1回&第2回のダイジェスト放送があります
・3月2日(金) BShi 午後11時40分~12時30分
・3月3日(土) 総合 午後3時5分~3時55分 (宮城県、新潟県、徳島県、愛媛県、大分県は除く)