「日本のカネで開発したのに、中国が全部引き取るのか
」
日本政府も開発に参加したロシア・サハリン沖の石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン1」。
昨年、運営主体のエクソンモービルが、産出ガスのすべてを中国に輸出する方向で交渉していることが
明らかになり、政界から不満が高まっている。
このため、1月になって資源エネルギー庁長官が訪米し、日本への供給も検討してほしいと要請したという。
時既に遅しという感はありますが、どうなるでしょうか?
「サハリン2」も、昨年になって、ロシア政府系独占企業のガスプロムに運営権をとられてしまいましたし、
イランのアザゼガン油田開発も、アメリカの圧力で事実上撤退を余儀なくされた。
特に、サハリン1、2については、中東に極端に偏った我が国のエネルギー依存度を変える重要プロジェクト。
なのに、大国の外交にすっかり翻弄されている。
こうした中で、年末から年明けにかけ、経産省幹部が中東やロシアへ経産省幹部が訪問し、
日本への資源供給を要請するなど、資源外交を活発化しているそうだ。
中国、インド、ロシアなど大国は、近年、資源外交を積極的に、というか、がむしゃらに展開している。
日経コラムで指摘しているように、
我が国の場合、外交力(軍)の限界や、旧石油公団の二の舞になりやしないかという懸念はありますが、
私などは、今回のように後手に回る対応でなく、
もっと積極的に、かつ、戦略的に、資源外交を展開してほしいと思っています。
《参考サイト》
-2月15日 日経新聞コラム「底流」-
政府が資源外交で巻き返しに動き始めた。
中国など新興国が国を上げて石油・ガス利権の確保に動くなか、日本は2006年、イランやロシアで参加事業の権益の一部を立て続けに失っており、指をくわえて見ているわけにはいかないというわけだ。
だが、苦戦を強いられる当の日本の民間企業は官という“援軍”の動きを冷ややかに見ている…
サハリン1 日本政府がエクソンにLNGで供給要請 (毎日新聞)