民主・社民の生体移植規制強化案は現実から遊離している
臓器売買のからむ生体移植の再発を防ぐため、民主・社民両党の有志衆院議員グループは11日、生体移植の規制を強化する臓器移植法の改正案をまとめた。 開会中の臨時国会への提案を目指す。与党有志が提案した2案はいずれも脳死下の臓器提供拡大が狙いだったが、生体移植に焦点を当てた野党案は、移植法の改正論議に一石を投じそうだ。
現行法は脳死下の臓器移植に厳格なルールを定める一方、健康な人から臓器を取り出す生体移植については、売買と無許可のあっせんを禁止しているだけで、ほとんど規制の対象外となっている。
本改正案はこれを規制しようというものだ。
脳死下の臓器移植と、生体間移植の規制の相違に目を向けたのはよいが、
目指すべき方向がまったく逆ではないか?
臓器売買の問題に目を向けるあまり、移植を心待ちにしている人たちのことをなおざりにしています。
そもそも、臓器売買がなぜ悪なのかすら、私には理解できない。
今回の問題を生じるきっかけとなった事件には臓器提供者の債務問題が背景にあるようですが、
それなら、提供料金を過大にならないように定めて、それ以上の資金提供(裏金)が見つかったら罰則・没収すればよいことではないだろうか?
臓器売買を止めさせるために臓器提供自体をしばってしまうのは、まさに「角をためて牛を殺す」ような考え方だ。
献血に行けば、図書券や映画券がもらえるところもあるようですが、これって、献血の一種の対価でしょう。
最近、サラ金利用者に対して業者が生命保険に加入させていることがわかり、大きな批判をあびていますが、
これって、結果的に借金を命の対価にしていたことになる。(もちろん利用者の意思ではないのですが。)
このように、私自身は臓器売買すら悪ではない、との考えですが、
世間一般では少数派なのかもしれません。
したがって、臓器売買禁止論にもいちおう耳を傾けますが、
そうはいっても、
規制強化をするというのなら、臓器提供の別の拡大方策をセットで世間に提示すべきです!
そうでなければ政治とはいえない、と私は考えますがいかがでしょうか。