アニメや伝統文化を「外交力」に・自民、海外発信へ調査会
日本文化や日本語を外国に広める「ソフトパワー外交」の強化に自民党が乗り出す。党に「文化伝統創造調査会」(小坂憲次会長)を新設して文化力発信の重要性を印象付け、文部科学省など関係省庁の予算獲得を後押しする。伝統文化だけでなく、アニメや流行音楽などの振興や輸出にも力点を置く方針だ。安倍晋三首相は9月29日の所信表明演説で「日本の魅力を世界にアピールすることが重要だ」と訴えた。
(10月8日日経新聞)
ソフトパワーとは聞きなれない言葉だなと思ったら、随分前から使われているんですね。
1990年前後に、ジョセフ・S. ナイ氏が著書で初めて使い、一時日本でも話題になったようですが、
再び注目されるようになっています。
おおざっぱに言うと、
軍事的・経済的優位を背景とした強制的な力が「ハードパワー」。北朝鮮や米国ブッシュ外交がまさにハードパワー外交だ。
これに対し、自国の伝統・文化を発信することで、自国への理解・関心を高め、もって国益の拡大を図るのが「ソフトパワー」。
特に、我が国において、従来、ともすれば民間中心であったソフト文化の新興・発信に、国家として推進しようという試みには大いに賛成です。
掛け声倒れに終わらせず、是非とも安倍内閣の経済・外交政策の中心に据えてやっていただきたくことを望みます。
特にやってほしいのが、
① 歌舞伎・能などの伝統文化の技能継承
② アニメ・流行音楽に携わる人の経済的地位の向上策
③ 知的財産権の保護の強化 です。
その中でも②にもっと力を入れてほしいです!
アニメ・流行音楽には、若い人が自分たちの夢を実現するために、10万にも満たない低収入に耐えながら生活していると聞いたことがあります。
フリーターという立場で携わっている人も少なくない。
彼ら・彼女らが、経済的に自立できる環境で、こうした仕事に携われたら、
我が国は若い人が未来に希望の持てる「美しい国」になるでしょうし、
もっともっとすばらしいアニメや音楽が我が国から世界に発信されていくことでしょう。
もちろん、フリーター問題も改善されます。
こうした政策には、もっとドカンと金をつぎこんでいい。
思い切った経済・外交政策を強く望みます。
《参考サイト・ブログ》
ジョセフ・F・ナイ著『ソフトパワー』の紹介
http://home.att.ne.jp/apple/tamaco/2005/20050628SoftPower.html
「ソフトパワーとは」日本ソフトパワー研究所
http://www.a-gogo.net/jspi/softpower.htm
加藤紘一・政策辞典「ソフトパワーを強化しよう」
http://www.katokoichi.org/agenda/seisakujiten/contents/s-23.html
新経済成長戦略(H18.6.9とりまとめ)
アニメクリエーターにもエリート 業界団体が養成講座
アニメクリエーターにも、エリート育成コースが誕生する。
大手アニメーション制作会社などが加盟するアニメ業界団体「日本動画協会」(東京都千代田区)は13日、アニメのキャラクター設定などの作品の主要部分を作り出す「原画マン」を育成するため、今年度から、第一線で活躍する作画監督(作画の責任者)を招いて教育する事業を開始すると発表した。制作会社とのマッチングの機会も提供する。(10月14日フジサンケイ ビジネスアイ)